軽井沢の数ある紅葉名所のひとつ、雲場池。色とりどりの紅葉が水面に映り、幻想的な美しさを見せている。©PIXTA紅葉の名所・軽井沢で楽しむ秋のアート巡り
日本一の避暑地、軽井沢。森の緑が輝く夏が有名ですが、木々が錦繍に染まる秋もまた、忘れられない感動を与えてくれる美しさを誇ります。
軽井沢で秋の風景を堪能するなら、ドライブや散策ももちろんですが、なんといっても「美術館巡り」がおすすめ。自然とアートの調和を鑑賞できるのは、軽井沢ならではの醍醐味です。
美術館周辺だけではなく、館内においても自然を感じながらアートに触れられる美術館を3軒ご紹介します。
1.軽井沢千住博美術館
森の中にいるかのようにアート鑑賞を楽しめる環境。建物の内庭にも木々がそびえる。森の中にいるかのようなアート体験を楽しめる
2011年のオープン以来、軽井沢のアートスポットとして高い人気を博しているのが「軽井沢千住博(せんじゅひろし)美術館」。まず何より、建築が素晴らしいことで知られています。
高低差3メートル以上ある敷地の起伏をそのまま生かし、なんとすべての床に傾斜がついています。また、日本画を展示する美術館でありながら、総ガラス張りの壁面により、まるで森の中にいるかのように軽井沢の自然が感じられるなど、美術館に入った瞬間から、数々の驚きが待っています。
「軽井沢らしい自然が感じられるもの」という、日本画家の千住 博さんと、建築設計を担当した「SANAA」西沢立衛さんの共通認識から、まったく新しい美術館が生まれた。美術館の設計を行ったのは、今、世界から熱い眼差しを注がれる建築家ユニット「SANAA」(サナア)の西沢立衛(りゅうえ)さん。庭には、色とりどりの葉が美しいカラーリーフが150種類も植えられています。軽井沢の盛期である夏場に最も美しく見える構成になっているといいますが、葉が色づく秋の美しさもまた、言うまでもありません。
千住 博さんの代表的モチーフ、滝を描いた作品などが、森を散策するように鑑賞できる。
【2019年秋の展覧会】
UWC ISAK JAPAN 作品展「From me to You」
「Portrait by Surei Ito」軽井沢町にある3年制の全寮制インターナショナルスクール(高等学校)、「UWC ISAK JAPAN(ユナイテッド・ワールド・カレッジ・アイザック・ジャパン)」の生徒たちによる作品展を開催。11月1日(金)~12月25日(水)。
軽井沢千住博美術館
長野県北佐久郡軽井沢町長倉815
電話番号 0267-46-6565
開館時間 9時30分~17時(入館~16時30分)
休館日 火曜(GWと7月~9月は開館) ※12月26日~2月末日まで冬期休館
料金 一般1200円(2020年より価格変更の予定)
https://www.senju-museum.jp