3.軽井沢現代美術館
傾斜のある道を進んだ先にエントランスが見えてくる。2008年のオープン以来、ゆったりと現代アートと向き合える美術館として評判が高い。林の中で最先端アートに触れる
軽井沢駅から車で約5分。小道を抜けた林の中にひっそりと建つ「軽井沢現代美術館」は、「海を渡った画家たち」をテーマにコレクションを展開し、草間彌生、奈良美智、村上隆など世界で活躍するアーティストの絵画や立体オブジェなどを展示しています。
白一色のアート空間には、目が覚めるような色彩の作品が並び、窓から見える木々がさらにその美しさを際立たせます。
奥行きが50メートルもある広いアート空間は、窓から自然光が差し込み、作品をさらに引き立てる。画廊が運営している美術館とあって、版画を中心に作品を購入できるのも特徴です。
【2019年秋の展覧会】
「もの派の作家たち―関根伸夫を中心に」
ほとんど手が加えられていない木や石、金属、ガラスなどの物体を、「素材」から「作品」へと昇華させる試みを行った作家たち、「もの派」。関根伸夫の大作を中心に、6作家による絵画・立体作品を展示。11月24日(日)まで開催中。
軽井沢現代美術館
長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉2052-2
電話番号 0267-31-5141
開館時間 10時~17時
休館日 火曜・水曜(11月下旬〜4月中旬は冬期休館)
料金 一般1000円
http://moca-karuizawa.jp 表示価格はすべて税込みです。
撮影/大泉省吾 坂本正行(世界文化社)
構成・取材・文/直江磨美 取材・文/鈴木糸子
この記事は、『家庭画報』2013年9月号、2016年8月号、2018年8月号に掲載された記事をもとに、再構成しています。記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。