パリ、大人のおしゃれの見本帳 フランス移住2年目のファッションライターがパリの街で体当たり取材! 素敵な女性に声をかけ、着こなしの秘密を探ります。毎日のおしゃれに役立つ、ファッションスナップをお届け。
連載一覧はこちら>> 祖母&孫娘競演! おしゃれ心は世代を超えて
南仏のリゾート地、トゥーロンからお買い物にやって来ていたマリーさん(左)とマリー=リュンヌさん(右)。共通のアイテムをリンクした息の合ったコーディネートに仲良し母娘かと思いきや、仲良しお祖母さま&孫娘でした! マリー=リュンヌさんはお買い物に行くときは、いつもファッションアドバイザーであるお祖母さまのマリーさんと一緒なのだそう。パリ、大人のおしゃれの見本帳 25
人通りの多いサン・ジェルマン大通りで、息の合ったスタイルがひときわ目を引いたこのお2人。なんとお祖母さまと孫娘という仲良し家族でした。何しろ、その仲の良さがコーディネートににじみ出ています。トレンチコート、デニム、黒のショートブーツ、そしてストールと、共通アイテムをリンクしながら、互いの世代にふさわしいコーディネートに仕上げています。
スパイシー小物で、王道スタイルにフレッシュさを
アートスクールでファッションを学ぶ学生であるマリー=リュンヌさん。
ブーツ型ピアスやはと目がアクセントになったバッグのハードなディテールで、王道のトレンチスタイルをスパイシーに味つけしています。
カジュアルアイテムをエレガントに着こなすマダムの貫禄
一方のマリーさんは、短め丈のトレンチコートに鮮やかな赤いニット、そしてボリュームのあるゴールドジュエリーをコーディネート。成熟したマダムならではの風格を感じさせつつも、ロールアップのデニムにショートブーツを合わせて、時代の空気感も意識。なんとこの若々しさで御年70歳というから驚きです!
異なる感性を持つ世代だからこそ、互いに刺激し合いファッションを進化させることができる、そんなお洒落の奥深さを教えてくれた素敵な2人でした。
MEMO
異世代からの刺激で新しいお洒落を発見!
次回は、ヴィンテージアイテムを今風に着こなす女性のスタイリングをウォッチ。11月26日配信予定。
写真/Olivier Leroy
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ルロワ 河島 裕子 / Hiroko Kawashima Leroy
ファッションライター
『家庭画報』をはじめ大人の女性に向けた雑誌で、ファッションやジュエリー、時計を中心に幅広く執筆。2018年より、家族とともに、拠点をフランス北部の田舎に移す。2019年夏、ついに憧れのブルゴーニュに家を購入! 夢は夫とともにB&Bを営むこと。行き当たりばったりのフランス移住エッセイ「
意外となんとかなる!? 40代のフランス移住」を同サイトで連載中。