2階に位置する客室のバルコニーから森を望む。坂 茂さんが設計、インテリア、家具を手がける
設計を手がけたのは、世界的な建築家であり、プリツカー賞受賞者の坂 茂(ばん・しげる)さんです。家具やインテリアも坂さん自らがデザイン。建築材として坂さんが創案した紙管や木材を多く取り入れたインテリアはあたたかみがあり、友人の別荘を訪ねたような居心地のよさを感じさせてくれます。
また、部屋には最低限の家具やアメニティのみが用意され、ミニマルなしつらいであることも特色の一つ。ここには、サステナブルなホテルステイを提案するオーナーのフェイ・ホアンさんの思いが込められています。
1階のベッドルームには、庭に出られるテラスが付いている部屋も。目指すのはサステナブル・ステイ
シンガポールを拠点に事業を営むフェイさんは、「旅が好きで、世界中のホテルを体験してきました。その中で強く感じたのは、真に上質なホテルは、ハード面・ソフト面両方において環境に寄り添うのを、何より大切にしていることです」と話します。建物や家具は、坂さんならではの紙管や木材を活用して環境に配慮。タオルやアメニティ、サービスなどにおいても、「過剰」を排除し、シンプルに洗練されたおもてなしを掲げます。とはいえ、用意されているアメニティは、世界中から取り寄せた上質なものばかり。不便さをまったく感じさせることなく、くつろぎの時間を過ごせます。
夕暮れの中、明かりが浮かび上がるグランド・ルームは、広いテラスにつながっている。それぞれが思い思いに過ごせるホテル
各クラスターがつながるグランド・ルームでは、外の景色を眺めながら読書をしたり、ほかの宿泊者との会話を楽しんだり、ケータリングサービスを利用してディナーを催すことも可能です。それぞれが過ごし方を自由に選択できるように、ホテルにはあえてレストランを設けず、朝食のみの宿泊プランとなっています。
朝食はグランド・ルームで。地元のパンやはちみつ、牛乳など、新鮮な土地の恵みを楽しめる洋朝食。周辺には美術館やショッピングを楽しめるスポットも多数。こちらを拠点に、暮らすように泊まる軽井沢ステイにお出かけしてみてはいかがでしょうか。
Information
ししいわハウス
長野県北佐久郡軽井沢町長倉2147-646
表示価格は税抜きです。