ジュエリーは、自分に似合う“とっておき”を見つけたい。前半では人気スタイリストのおおさわ千春さんに聞いたジュエリー選びのポイントを、後半では人気10ブランドのおすすめジュエリーをご紹介します。
今すぐ後半を読む>> プロに聞く、ジュエリーの賢い選び方
おおさわ千春(スタイリスト)
40代は、女性がもっとも美しく、“勢い”がある時期です。家庭や仕事、社会でのあなたの役割や責任が増え、忙しさも増す一方で、本当に輝いている時期といえます。そんなときは、これからの人生の強い味方になるようなジュエリーが欲しい、と思うのは当然かもしれません。
3つのダイヤモンドが連なるネックレスは大学卒業のお祝いにお母さまから贈られたもの。スタッズダイヤモンドのネックレス2点は、数年前にご自身で購入。「どれもつけていると安心する、お守りのような存在」とおおさわさん。ジュエリー選びに「冒険しすぎ」は禁物です
ただし、人生に勢いがあるからといってジュエリー選びに「冒険しすぎ」は禁物です。「冒険」とは価格のことだけではありません。ジュエリーを選ぶときは、値段の高低よりも、「いつ、どんなときにつけたいのか」を自分の中で明確にすることが大事です。
そのジュエリーは、毎日でもつけられますか?
ジュエリーには用途があります。“人生の相棒に”という目的で選ぶなら、華やかなパーティや冠婚葬祭につける「特別な日」用のジュエリーとは分けて考え、日々の装いを格上げしてくれる日常づかいのジュエリーを探しましょう。
お店で「これ素敵ね」と思ったものが、日常では華やかすぎたり、フォーマルすぎたりしないか、日々身につけるのにちょうどいい大きさか、重すぎないか、など、一旦冷静になって考えましょう。
40代は“可愛い”に注意!
40代は“可愛い”に注意が必要です。若い頃はさらっと身につけることができたものも、40代ではそこに「意味」が生まれます。「ああ、この女性は“可愛らしい”ものをいつも求める人なんだ」という印象を周囲に与えるのです。
それがその人の主張、らしさならばよいと思いますが、安易にイメージを与えたくない場合は、わかりやすく甘いモチーフのデザインは避けるといいでしょう。
また、誕生石にこだわりたいという方もいると思いますが、石の種類によっては極端に選択肢を狭めてしまうので、あまり気にせず選んでみてほしいと思います。
「ブルガリ」のリング2点。「日常的につけたいと思ったら、極力シンプルなデザインを選ぶ」というおおさわさん。メゾンの定番コレクションは積極的にチェックして
有名なコレクションってありますよね。このブランドならこのシリーズ、というような。
そういう“王道”のものは、それだけ長く愛される理由があります。使いやすい、飽きない、普遍的な美を宿している、など。
もし、あたなに「これ」と決まったイメージがないなら、まずはそういったアイテムからご覧になることをおすすめします。
“王道”は常に進化しています。今に合ったデザイン、時代の空気を捉えた素敵な新作がたくさんありますから、人とカブるかも……、昔流行ったから……、という先入観は捨てて、ぜひチェックしてみてください。