体づくりの9割は「食」!
加藤:やっぱり“食”が一番大事なんですね。考えてみれば、自分が食べたものはエネルギーになるだけでなく、体の成分にもなるわけだし。
池澤:そうなんです。ですから体づくりには、何をいつ、どのくらい食べるかが、とても重要。そうやって体内に取り込んだ栄養を、運動することで血行をよくして体の隅々まで行き渡らせる……と考えると、体づくりの9割は食、1割が運動と言っても過言ではありません。
加藤:9割ですか!? そんなふうに考えたこともなかった。どんな食事を心がければいいですか?
池澤:高タンパク質・低脂肪・低糖質の食事です。特に運動の後は良質のタンパク質を補うことが大切なので、こちらのカフェでは大豆、魚、鶏の胸肉、無脂肪豚を使った高タンパク質なメニューにスーパーフードを取り入れた低脂肪、低糖質のお惣菜を用意しています。おいしくないと続けられないので、味つけをちゃんとしているところもポイントなんですよ。持ち帰りもできますし、別途、目的に応じて栄養管理された調理済みの食品を宅配するサービス「TOTAL FOODS SYSTEM」(TOF SYSTEM)もあります。
体のためには自炊が一番
加藤:それは便利ですね。しかも、おいしそう! プロテインドリンクはどうなんでしょうか?
池澤:あくまでも栄養補助食品と考えて、選ぶなら糖質や脂質をカットしたものがいいと思います。
加藤:なるほど。僕が体のことを考えるようになったのは、30歳を過ぎて太るようになってからなんです。若い頃は外食やコンビニエンスストアで買ったものを食べることが多かったんですが、今はできる限り自炊しています。そのほうが材料も調味料も自分で選べるし、量も把握できますから。
炭水化物の摂りすぎに注意!
池澤:素晴らしいです! それが一番ですよ。
加藤:ただ、僕の場合は炭水化物が好きすぎて、家でもついそういうものを作ってしまうという(苦笑)。
無理をせず、「続ける」ことが大切
池澤:同じ炭水化物でも、食物繊維の多いものにするとか、お砂糖を使っていないものにするといいですよ。10摂っていたものを急に0にしようとせずに、ビールをハイボールに替えるといった工夫をして7~8に減らすほうが続けられると思います。ストイックに糖質制限しすぎるとストレスが溜まるので、自分でオンシーズン、オフシーズンを作るというのもいいと思います。あとは、吸収を抑えたり、燃焼させる食材を一緒に摂ることもおススメです。たとえば、さやいんげんには脂質を燃焼させる効果があるんですよ。
加藤:いんげん豆はよく、肉の付け合わせになってますよね。でも僕、実はさやいんげんが苦手で(苦笑)。本当はセロリもダメなんですけど、このセロリ入りのロングライフジュースはおいしいです!
池澤:よかったです(笑)。体重を絞りたいときは、食事の量も回数も小分けにして少しずつ食べるといいですよ。空腹になると筋肉から燃焼されて落ちていくので、空腹を感じる前に食べるのがコツです。では実際に、体を見てみましょう。
トータル・ワークアウト六本木内にあるカフェ「TOTAL FOODS」では、先述の惣菜やジュースのほか、スープ、スムージー、カレー、各種プロテインドリンクやスペシャルスイーツも販売。ケータリングやセミナーも行っています。
また、「Body Make Recipe」を設置。目的別に作られているレシピカードには、それぞれ、どんなときに何を食べるとよいのか? どんな運動が適しているのか? といったワンポイントアドバイスが載っています。