男性も女性も一緒にディスカッションしながら進んだ撮影
原作コミックにも映画にも女性の「あるある」が満載ですが、「原作者も男性ですし、脚本家もプロデューサーも監督も男性だったんです」と二階堂さん。でも、だからこそ「男性陣も、“こういうときはどうなんですかね?”みたいな相談から入ってくださって、男性・女性にかかわらず、すごくディスカッションしながら撮っていったという感覚がありました」。
ディスカッションは、例えば衣装合わせのときにも行われ、「衣装部の方は女性だったんですけど、“私は生理のときはスカートしかはかない”っておっしゃっていて。でも、私は“パンツ派です”みたいな。それで監督ともそういう話をして。どういう服にするとか、あんまりお腹は窮屈にしたくないとか、そういうわかりやすいところから変わっていきましたね」。
原作コミックに登場し、本作にももちろん出演(!?)している生理ちゃん。決してCGではありません。実際に二階堂さんが背負い、リヤカーに乗せて引いているだけあって、「大変でした、とっても。足がポンッて脱げたりして、“もう1回お願いします”ってことも何回もありました(笑)」と苦労も。でも、「あの圧迫感が生理による憂鬱さをちょっと表しているように感じました」。
「お芝居している相手の方は(生理ちゃんが)見えないふりをしなきゃいけないので、私をどう見てるんだろうって思ってました(笑)」