もっとオープンにできれば腹立たしい上司の発言もなくなる!?
女性ファッション誌の編集部でバリバリ働く青子。どんなに忙しくても生理ちゃんは容赦なくやってきて、そんな青子に上司が「大変だな、女の子は」という言葉を投げるシーンが予告編に。二階堂さんは「編集長の気持ちもちょっとわかる」といいます。
「けっこう難しいラインだと思うんですよね。男性に対して女性からも、“男の子なのに”とか“男のくせに”というような言葉を言ったり。あと、同じ女性でも生理が重い軽いで全然違ったりして。上司としては、それをすべて包み込んだ上で理解してあげたいんだけど、自分にそういう経験がないから、生理というものをどう扱っていいかわからないし、だけど仕事はちゃんとしてもらいたいから、っていう……。口で言うのは簡単なんですけど、それを目の前で受け止めるのって、すごく大変なことだなと思うので、どんどん生理っていうものをオープンにできるようになったらいいのかもしれないですね」
本作が世に出たように、徐々にオープンになりつつあると感じた出来事もあったとか。飲みに行ったとき、友人の一人が生理に。すると、一緒にいた友人の彼が「ナプキンを買いに行ったんですけど、“羽つき?”とか聞いてて(笑)」。そういう風景を見て、「私たちの世代って生理というものに対して、かなり寛容になってきているように感じました」。
「生き方によって生理というものとの付き合い方も、たぶんいろいろあると思うんです。でも、前向きにとらえられたらいいですよね」