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じゃがいも好きにはたまらない。フランス・ドーフィネ地方の伝統料理

2017.11.02

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じゃがいものドフィノワ

撮影:合田昌弘
ほくほくのじゃがいもがおいしい季節。フランス・ドーフィネ地方の郷土料理であるじゃがいものグラタン、ドフィノワのレシピをお届けしましょう。フランスでは羊料理の付け合わせの定番でメインになることはない料理ですが、これだけでいただいても当然おいしいですね。本来、生地は牛乳だけなのですが、本レシピでは一部を生クリームに。チーズの濃厚さと相まって、ぐっとボリューム感が出ます。素朴で気取らない味わいを楽しんでください。『「銀座レカン」高良康之シェフが教えるフレンチの基本』より。

【材料 容量1.2リットルの耐熱容器1個分】
・じゃがいも(メークイン) 3個(520g)

・にんにく 1片


・牛乳 180cc

・生クリーム(乳脂肪分43%) 90cc

・ナツメグパウダー 少々

・グリュイエールチーズ 80g

・塩、白胡椒 各適量

・バター(型用・食塩不使用) 少々

【作り方】
1:ボウルに牛乳、生クリーム、ナツメグパウダー、塩、胡椒を入れ、よく混ぜておく(写真)。後でチーズが入るので、塩は薄めでよい。



2:耐熱容器の内側全面に刷毛でバターを塗り、香り付けににんにくの断面をこすりつける(写真)。バターは縁までしっかりと塗ること。


3:じゃがいもは皮をむき、スライサーで2~3mmの厚さにスライスする。軽く塩を振って全体になじませたら(写真上)、耐熱容器に敷き詰める(写真下)。



4:3に1の生地を流し入れて、じゃがいもが浸かるように全体をならしたら(写真)、200℃に予熱したオーブンへ入れ、まずは30分焼く。


5:30分後、まだ生地の水分が残り、じゃがいもに串を刺すと少し抵抗がある。ここでグリュイエールチーズをのせ(写真)、再びオーブンで8分ほど、こんがりとするまで仕上げ焼きをする。



代々著名なシェフを輩出してきた老舗フレンチ「銀座レカン」。本書は6代目料理長・高良康之氏(2017年9月から料理長は渡邉幸司氏)による「基本のフレンチ」のレシピブックです。素材も身近なシンプルなものを用いながら、伝統に培われたフレンチの基礎をひと皿ひと皿、丁寧に作り、味付けのコツやテクニックの極意を語ります。工程写真も多数。誌上スーパーシェフレッスンという一冊でまさに保存版。



高良康之(著)
定価:本体1,800円+税
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