格好よさとかわいさをどう表現するかが一つのテーマ
父親が社長を務めるアウトドア用品メーカーの幹部として働いていた小穂は、突然解雇されます。その裏には、あるヘッドハンターを介して招聘された人物の策略が。そんなときに現れたヘッドハンター・渡会花緒里(内田有紀)をきっかけに、小穂はヘッドハンティング会社で働くことになり……。小穂は、「びしっとスーツを着て、颯爽と一人で歩いていくような印象より、どちらかというと親しみやすい女性」だと言う松下さん。
「素直で純粋。人の話をきちんと聞き入れて噛み砕けるし、“だからダメだったんだ”とか“こうしたほうがよかった”というふうに発想の転換もできて。ちゃんと人の気持ちに寄り添える、安心感を与えられるような表情だったり、力を持っていると思って演じてきました。格好いいとかきりっとしたというイメージも残しながら、どこか抜け感がある。だから、格好よさとかわいさをどう表現していくかが一つのテーマでした」
小穂には、「潔さと弱い部分」もあると松下さん。それが「魅力。できる女性に見えて、どこかでふにゃっとなる。人間味があるんです」。