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世界が注目する機能とデザイン。美しい日本の文房具を愛でる

2019.11.19

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【嵩山堂はし本—SUUZANDOHASHIMOTO—】
手摺りの風合い


ポチ袋

新しさを取り入れつつも昔ながらの手仕事を続け、絵と文字はスタッフの手描き。筆のタッチがわかるように絵の具の濃淡をつけながら描いている。

京都らしいはんなりとした手仕事



京都の市街、六角通に店を構える「嵩山堂はし本」は1953年の創業。

30年ほど前オリジナルの紙製の和文具を扱い始め、雅で愛らしい品揃えで注目を集めるようになりました。

始まりが、かな習字の道具を扱う店だったこともあって紙へのこだわりは深く、ふっくらとした肌触りのよい和紙、書き味のよい紙を使用しています。

また、手書き文字、手描きデザインで、人の手の温もりを大切にし、作画は自社スタッフ、版木づくりや木版摺りの作業は専門の職人が分業で手がけ、ご祝儀袋やぽち袋、封筒などはほぼ手作業で製袋しています。

ポチ袋

漢字やかな、字体の異なるものが豊富に揃うお年玉袋と金封。折り鶴飾り、紅ひも包み、五色棒、巻きのし、宝袋 花、梅ちらしなど、古典の吉祥柄が多く、すべて木版摺り。金封800円、ぽち袋600円(各3枚入り)。

嵩山堂はし本の文具を手にしたときに誰もが感じるのが、京都らしいはんなりとした配色と柄ゆきです。

絵柄は、季節のうつろいや年中行事をテーマに華やかな色彩で表現し、気品ある古典柄をベースに“お福さん”や“とがのをうさぎ”といった人気の定番柄もバリエーション豊かに展開しています。

また、はがきや便箋は文章の書きやすさを考慮して出すぎず控えめになりすぎず、お年玉袋は渡す相手に合わせてかな文字と漢字を書き分け、金封は「ありがとう」「心ばかり」といった今のニーズに合うメッセージを添えたものも。

少しの言葉であっても、使う人の思いを汲んだ細やかな取り組みがなされ、日本人らしい気づかい、おもてなしの心が表れています。

うぶ着カード

事の始まりに使うおめでたいしるしとして作られた「うぶ着カード」1500円。きものの内側にお祝いの言葉を書いた紙を入れたり、写真を添えて誕生のお知らせに。

嵩山堂はし本 京都本店

入り口には年5回、柄と色が異なるうさぎの暖簾が掛かる。

嵩山堂はし本 京都本店

嵩山堂はし本 京都本店店内。季節や月によって商品が入れ替わり、11月から干支文具が充実。

嵩山堂はし本 京都本店
住所:京都市中京区六角通麩屋町東入八百屋町110
TEL:075(223)0347
営業時間:10時~18時
定休日:お盆・年末年始
季節や月によって商品が入れ替わり、11月から干支文具が充実。
表示価格はすべて税抜きです。
撮影/伊藤 信、本誌・西山 航 スタイリング/細田宏美 取材・文/安藤菜穂子、西村晶子

『家庭画報』2019年12月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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