赤穂藩士は「一人ひとり、個性が際立っているんですよね」と濱田さん。その藩士を豪華キャストが演じているのも見どころの一つ。自信を持って言える、「世代、性別を問わず楽しめる作品」
「きっと皆さんは、赤穂浪士の誰かとご自身を重ね合わせることでしょう」という中村監督の言葉を濱田さんにも投げてみたところ、「誰だろうな」と悩みつつも源五の名前が出てきました。
「源五を応援しながら演じていたんですよ。すごいメンバーの前で、“それちょっと嫌なんですけど”って言う勇気は、今の僕にはなくて。だから、言える源五に男らしさを感じますし、ずっと異を唱え続けられるところにも、人として憧れるんですよね。でも、あんなに嫌がっていた源五が討ち入りのときは、屋根の上に一番に乗ってるんですよ。“何があったんだろうね”って監督と笑っていたんですけど、源五がとってもかわいい人に思えて仕方なくて。僕は源五が大好きです。シンクロするかっていわれたら……しないか。あの場にいたら、流されちゃうな(笑)」
本作を「楽しい時代劇」と言う濱田さん。「ポップでコミカルでスピーディ。その中に、『忠臣蔵』の仁義を大切にするというテーマが通っている」と評し、「みんな格好よくて面白いです。世代、男女を問わず楽しめるって、自信を持って言えます」と締めくくりました。
江戸時代だって何事かを起こすためにはお金が必要。仇討ちとて同じこと。右往左往する赤穂浪士たちは、果たして予算内で仇討ちを実行できるのか!? ぜひ劇場で見届けてください。
濱田 岳/Gaku Hamada
俳優
1988年6月28日生まれ、東京都出身。98年にドラマ『ひとりぼっちの君に』でデビュー。以来、ドラマや映画を中心に活躍する。近年の主な出演映画に、『マスカレード・ホテル』、『引越し大名!』、『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』など。『グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜』、『喜劇 愛妻物語』が公開待機中。2020年1月18日スタートのNHK土曜ドラマ『心の傷を癒すということ』に出演。
『決算!忠臣蔵』
原作:山本博文『「忠臣蔵」の決算書』(新潮新書刊)
監督・脚本:中村義洋
出演:堤 真一 岡村隆史
濱田 岳 横山 裕 荒川良々 妻夫木 聡
大地康雄 西村まさ彦 木村祐一 小松利昌 沖田裕樹 橋本良亮(A.B.C-Z) 寺脇康文
桂 文珍 村上ショージ 板尾創路 滝藤賢一 笹野高史
竹内結子 西川きよし(特別出演) 石原さとみ / 阿部サダヲ
配給:松竹
11月22日(金)よりロードショー
公式サイト
https://chushingura-movie.jpⒸ2019「決算!忠臣蔵」製作委員会