冬といえば朝鮮半島の名産であるキムチの季節。白菜などの野菜に塩や粉唐辛子、にんにく、生姜、アミの塩辛などなどを馴染ませた保存食です。本日11月22日は韓国キムチ協会によって『キムチの日』に制定されているそうですから、キムチを使ったレシピをご紹介しましょう。「あさりのスンドゥブチゲ」です。
スンドゥブチゲは韓国では定番の豆腐鍋。料理研究家・大庭英子さんによる本レシピでは、鍋にあさり、鶏がらスープの素、豆腐、長ねぎ、キムチを入れて煮たら、せりを散らし、ごま油をたらせばできあがりです。ほどよい辛さで元気が出ますよ。大庭さんの著書『ぜんぶ小鍋』より。
【材料 1人分】
・あさり(殻付き・砂抜きしたもの) 150g
・絹ごし豆腐 1/2丁(150g)
・水 2カップ
・鶏がらスープの素(顆粒) 小さじ1/2
・A [酒 大さじ1/しょうゆ 小さじ1/塩 小さじ1/4]
・長ねぎ(1cm厚さの斜め切り) 8cm分
・白菜のキムチ(2~3cm幅に切る) 80g
・せり(3cm長さに切る) 30g
・ごま油 小さじ1
【作り方】
1:鍋にあさり、水、鶏がらスープの素を入れて中火にかける。煮立ってきたら火を弱め、ふたをしてあさりの殻が開くまで煮て、Aで調味する。
2:鍋の中心に豆腐を入れて、まわりに長ねぎ、キムチを散らし入れ、中火で3~4分煮る。
3:せりを散らし、ごま油をたらす。
具を切って煮るだけの鍋料理は、とっても簡単。肉や魚にたっぷり野菜を組み合わせれば栄養バランスがよく、おかずと汁ものが合体しているから晩ごはんはこの1品でOKです。本書ではとくに、少ない食材で作る1~2人分レシピを中心に48品の小鍋をご紹介。味つけも和・洋・中・エスニックとバリエーション豊かで、毎日作っても飽きません。新書サイズなのでかばんにすっぽり入って、電車の中で開きやすいのも特徴です。
大庭英子(著)
定価:本体1,100円+税
撮影/伏見早織