本日は冬らしい食材をたっぷり使った献立をご紹介しましょう。「かぶと豚ばら肉の味噌汁」、「白菜と油揚げの煮浸し」、「ぶりの照り焼き」の一汁二菜。冬を代表する魚、ぶりの甘辛い照り焼きををメインに、甘みを増した白菜と油揚げの煮浸しが箸休めにぴったりです。
煮浸しは、さっと煮たあと冷ましながら味を含ませていくので、作りおきにも向く料理。まとめて作っておけば、電子レンジで温め直すだけですぐに出せるので、便利な冬の常備菜にどうぞ。汁ものも豚肉を加えて少しコク深い味にすると、味のバランスがよくなります。全体にたんぱく質がたっぷりととれる、スタミナ献立です。甘い煮豆を添えるのもおすすめですよ。『野﨑洋光 春夏秋冬の献立帳』より。
【材料 2人分】
・白菜 2枚
・油揚げ 1枚
・煮汁 [水 200cc/薄口醤油 20cc/酒 小さじ2/昆布(5×5cm角) 1枚]
【作り方】
1:油揚げは熱湯に浸して油抜きし、水気を絞って横半分に切り、1cm幅の短冊に切る。
2:あらかじめ温めておいた魚焼きグリルに白菜を入れ、軽く焼き目がつく程度に焼き、一口大に切る。白菜は、しなしなになるぐらい水分が飛ぶと、ぐんと旨みが増しておいしくなり、とてもよいだしも出る。
3:鍋に煮汁の材料と1を入れ、火にかけて1分煮る。2 を加えてひと煮立ちしたら火を止め、そのまま粗熱が取れるまで浸ける。
かぶと豚ばら肉の味噌汁
【材料 2人分】
・かぶ 1個
・生なめこ 50g
・豚ばら肉 50g
・長ねぎ(小口切り) 1/3本分
・水 300cc
・昆布(5×5cm角) 1枚
・味噌 20g
【作り方】
1:なめこは水からゆで、ひと煮立ちしたらざるに上げる。
2:かぶはよく洗い、茎の部分を3cmほど残して葉を切り落とし、皮つきのまま縦6~8等分に切る。ざるに入れて熱湯に浸け、箸でほぐしながら軽く湯通しし、ざるごと引き上げる。
3:豚ばら肉は3cm長さに切り、2と同じ湯に入れて箸でほぐし、うっすら白くなったら水にとって水気をきる。
4:鍋に分量の水と昆布、2を入れて火にかけ、沸いたら弱火にして煮る。火が通ったら、1、3を入れ、味噌を溶き入れる。仕上げに長ねぎを加えて温める。