J:また、現実的な考え方へ向かっていくことから、何らかの保証を求めるような時代の傾向も出てくるかもしれません。
例えば、“SNSのフォロワーが多いから、売り上げが見込める”というような保証の求め方もあれば、信憑性や確実性が今まで以上に問われるようになることで“フォロワー以外の保証(具体性や実績、あるいはキャリア的な部分)”が改めて判断基準に加えられるようなところもある気がします。
――冬の寒さとともに、世間も現実的で落ち着いた雰囲気になりそうです。J:また、山羊座のサインには「伝統」を表すような一面もあるので、古来受け継がれている日本人の国民性や伝統文化などが何らかの形で注目される一面もあると思います。
単純に「歴史や古き良きものの再燃や再評価」もあれば、同じ山羊座に土星(=試練)や冥王星(=破壊と再生)がいることから、逆に前例の踏襲や伝統重視のやり方の改善を迫られるような一面もあるかもしれません。
要するに、「伝統」もしくは「今までの在り方」に注目が集まるから、単純に盛り上がるだけではなく、時には議論を交わしながら改善していくことも、中にはあるというわけです。
――11月までとは雰囲気ががらりと変わりそうです。J:ここで全てが完成というわけでは決してありませんが、今まで培ってきたことが問われるような、「一つの区切りのようなことを、多かれ少なかれ誰もが迎える段階」になるような気がします。
何もかもがドラスティックに変わっていく時代だから、射手座が「可能性」なら山羊座は「結果」、と伝統的な読み方に沿って単純に星を読むのは危険です。また、木星は「幸福」と簡単に決めつけ、木星が滞在する星座、もしくは木星とソフトな角度を取る星座がこれから1年は幸せになるかというと、そう単純なものでもない気がします。
しかし、物事の堅実性や現実性、あるいは信頼や信用に、これからみんなの意識が向いていくことから、ある程度の実力や説得力が必要だし、そのような類のものや人に支持が集まるのも確かだと思います。
違う言い方をすれば、可能性の話だけじゃこれからの時代はダメかもしれないというわけです。