夏の汚れがスッキリ！プロに習う「おうちクリーニング」Vol.2デリケート素材編

【自宅でお洗濯】型崩れしないサマーニットの洗い方をマスターしましょう

洗ってみたのはこちらの一着。袖山部分にギャザーの入ったシンプルなサマーニット。ネックや袖口、裾のリブ編み部分の縮みも心配の種。

ニットは「綺麗に畳んで洗う」が正解

洗剤が繊維にまんべんなく染み渡るように、ニットは広げて洗うのかと思いきや、 「型崩れを防ぐためには、畳んで入れるのが正解なんです。」と大貫さん。 ネック、袖口、裾など汚れやすい箇所が表になるように袖畳みをします。ファンデーションなどの汚れが気になる部分には、アクロンの原液を直接つけておきます。

できるだけ畳んだ状態を崩さないように洗います

(1)桶に「アクロン」を入れます。水４リットルに対してアクロン10mlが適量です。

(2)袖畳みしたニットを入れ、4つの隅部分をそれぞれ10回ずつ押し洗いします。



(3)続いて、中央部を10回ほど押し洗いします。



(4)汚れの気になる袖口は、軽く握ったり離したりを10回ほど繰り返します。



手をグー、パーさせるイメージで。

(5)洗い終わったら軽く押し絞り、洗剤の入った水を捨て、きれいな水の中で(2)〜(5)の工程を2回ほど繰り返します。 すすぎ終わったら、水をはった桶に柔軟剤を入れてニットを数回軽く押して液をなじませます。

(6)ニットを桶から出して押し絞ります。このとき、ねじり絞りはNG。茹でたほうれん草を絞る時の要領で押し絞りします。



(7)バスタオルの上にニットを広げます。 



(8)ニットを挟んだ状態でバスタオルを畳み、軽く押しながらタオルに水分を吸収させる要領で脱水を行います。その後、ニットを広げて編み目を整えます。 縮みが心配される袖口や裾などのリブ編み部分も、この段階でしっかりと形を整えます。 



(9)ニットを干す場合は、ハンガーに釣り干しすると、重みで伸びて型崩れしてしまうためNG。理想は平干しですが、ポールなどに掛けてもOK。 



ポールにかけた部分の折り目が気になる場合は、ポールにタオルを掛け、その上にニットを干しましょう。