差し上げた人がリピーターになる塩漬け胡椒
インドネシア産のペッパーを使用、日本人が現地で加工し日本で販売している『純胡椒』。「お渡しするとすごく喜んでいただける定番の味土産。お肉やお魚をソテーしてぱらっとかけたり、しらすおろしの中に入れても美味。ミニサイズを常に常備して使い切るようにしています」。(左)Mサイズ 1800円、(右)ミニサイズ 600円/ともにプレインピープル青山店(電話03-6419-0978)
自分なりのアレンジ法を
一緒にお伝えすると心が伝わる
私が「味土産」をお渡しするときは、必ず自分が食べたことがあるものと決めています。普段のスーパーマーケットでは手に入れにくい “ちょっといいもの”――例えば、予約しないと買えないとか、店舗限定でしか手に入らないとか、何らかの付加価値があると更に喜んでいただけますね。そして、心がけているのが、私なりのアレンジ法を一緒にお伝えすること。「どんなふうに美味しかったか」「どんな料理に使うといいか」など、実際使ってみてどこが良かったのかひと言添えてお渡しするようにしています。そうすると、相手にも「ああ、本当に自分でも使っているんだな」ということが伝わりますよね。そのひと言があるだけで、モノに「心」が感じられるようになると思います。
お渡しするのは、
モノというより気持ち
「味土産」は、高価である必要はありません。お渡しするのは小さなモノですが、その根底にあるのは、相手のことを想っているという気持ちです。実際、私自身も味土産をいただき、すごく嬉しかった経験がありますし、いただいたのをきっかけに気に入って、リピーターになったものもたくさん。あなたのことを思っていますよ――そんな気持ちを、大袈裟でなく、さらりと相手に伝えるきっかけになるのが「味土産」なんじゃないかと思っています。
おおさわ千春/Chiharu Osawa
スタイリスト
雑誌のほか、映画の衣装デザインや女優のスタイリングなどを幅広く手掛ける。着る人に合わせた的確なスタイリングやアドバイスは、多くの女優からも信頼を得ている。
(税込み)の記載がない商品価格はすべて税抜きです。 撮影/大見謝 星斗 編集協力/湯澤実和子