——役との共通点があれば教えてください。
佐久間:怖い質問だ(笑)。
村上:共通点に関しては、お互いに言ったほうがいいかもしれないですね。自分で言うの、なんか嫌だよね(笑)。
佐久間:何かありますか?
村上:自分が成し遂げたいこと……ひろみでいえば、モテたい。そして、好きって言われて承認欲求を満たしたい。もっといえば幸せになりたいっていうのがあって。それにひたむきに努力している姿は本人(佐久間さん)と変わらないなと思いますね。目的が違うだけであって、熱量の持ち方は変わらないんじゃないかなって印象があるんですけど。
佐久間:どうもありがとうございます。共通点……うーん。性格的な話だと、ご本人はすごく自由奔放で、感覚モンスターみたいな感じなんですけど。
村上:右脳モンスター(笑)。
佐久間:でも、どこかで包容力がある方だなと思います。コジもそういう存在ですけど、虹郎くん自身も放っておけないところ、あるでしょ? 困ってる人に対して。
村上:あるかもね。
佐久間:そういったところは共通点ではあるのかなと思います。だから、説教されるシーンがあったんですけど、すごく説得力があって。
村上:普段はそんな説教しないですよ? そこに関しては、ちゃんと言ってください(笑)。
——自身とまったく違う役へのアプローチ方法は?
佐久間:それ、聞きたい。
村上:毎回、違いますけどね。スタッフさんにも作風にもよりますし。
佐久間:でも、そのままでいてくださいっていうことのほうが難しいかもしれない。
村上:(そういうことは)ある?
佐久間:ありますよ。うれしいですけどね。いい意味で言ってくださってると思うので。でも、難しいです。
村上:今回の役ってことじゃなくて、なんとなくインスピレーションを受けるときに、ほかの作品を観たりとかってある? 映画だったり本だったり人に会ったり。何が多い?
佐久間:なんだろう。本が多いですかね。あの小説に出てくるあの子みたいに、とか。
村上:それはいいよね。
佐久間:映画とかだと、出ている人はお芝居していますし、やっぱり自分とは違うし、その人と比べたりしてしまうので。あと、“こういう子いるなぁ”っていう友達が周りにいたら、その子とこっそり会って。
村上:言わないんだ。
佐久間:言わない(笑)。こっそり研究してます。
コジには、「人生経験がないことには言えない言葉が多すぎる」。ひろみと彩に投げかけた「“依存しすぎ”はパワーワード」と村上さん。