「演技中も撮影の合間も面倒見がよかった」と村上さんを語る佐久間さん。村上さんは、「ひろみと彩のやりとりは見ていて面白かった」。——「3人でダラダラしているシーンは、本当に一緒に住んでいる仲間同士のよう」と村上さんはおっしゃっていましたが、その空気感はどうやって作っていったのでしょう?
村上:1回だけ、お茶しましたね。
佐久間:はい。しました。
村上:僕と大後寿々花さんは、まだクランクイン前だったんですけど、座長(佐久間さん)はクランクインしていて。
佐久間:本読みもやらせてもらいましたけど、3人でお茶したのが一番大きかったかな。
村上:そうだね。
佐久間:のんびりまったり過ごして。そのまま現場に入っていった感じでした。
村上:(映画の話も)したんじゃないかな。
佐久間:しました。
村上:いろんなことを話して。なんかみんなジャンルというかルーツが違うじゃないですか。僕、大後さんと出会う機会は今までなかったし。
佐久間:面白い子だよね(笑)。そんな一面を知れたりしました。
——印象に残っているのは、どのシーンですか?
佐久間:私は、三沢(森山未來)さんと久しぶりに会うシーンですね。虹郎くんも大後さんもいるシーンで、すごくヒリヒリしたのを覚えています。
村上:僕もそこを言おうとしてた。
佐久間:仲間もいるし、三沢さんもいるし。温かすぎてヒリヒリしました。
村上:表と裏で違う対応してる人同士が会うと緊張するよね。それは別に隠れビッチじゃなくても、あるじゃないですか。僕、ほぼ親ですからね。
佐久間:そうです。ずっとしゃべってくれてて。
村上:ひどいんですよ、監督が。適当に話を作れって。それで、カキザキさんていう架空のご近所さんがキュウリをくれるっていう設定を作り出したんですよ。たくさん話すことを作ろうと思って、ご近所さんに頼るっていう(笑)。
佐久間:ずっと話してたもんね。面白かった。
村上:僕は全体的に現場が寒かったのを覚えてますね。暖かい部屋が控え室しかなくて。僕、寒がりなので、そこにいるんですけど、女性が着替えるときは出てくださいって言われるんですよ。でも、だんだん僕が寒がってることをみんなかわいそうだと思って、「大丈夫。こっち向かなきゃいいよ」ってなって。だんだん扱いがホントにゲイに……。それはいい役作りっちゃ役作りだった(笑)。ほんの数日で、それぐらい一緒に住んでる感が出てきました。
佐久間由衣/Yui Sakuma 村上虹郎/Nijiro Murakami
佐久間由衣/Yui Sakuma俳優・モデル
1995年3月10日生まれ、神奈川県出身。2013年より17年まで、ファッション誌『ViVi』の専属モデルとして活躍。14年には映画『人狼ゲーム ビーストサイド』に出演し、俳優活動を開始。主な近作に、連続テレビ小説『ひよっこ』、ドラマ『ニッポンノワール—刑事Yの反乱—』、映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』など。12月13日に『屍人荘の殺人』が公開予定。
村上虹郎/Nijiro Murakami俳優
1997年3月17日生まれ、東京都出身。2014年、映画『2つ目の窓』で主演を務め、俳優デビュー。以来、映画、ドラマ、舞台などで幅広く活躍。近年の主な出演作に、舞台『ハムレット』、ドラマ『八つ墓村』、映画『銃』、『チワワちゃん』、『ある船頭の話』、『楽園』などがある。20年に『ソワレ』が公開予定。同年2月〜3月に上演される舞台『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2に主演。
『“隠れビッチ”やってました。』
原作:あらいぴろよ『“隠れビッチ”やってました。』(光文社刊)
監督・脚本:三木康一郎
出演者:佐久間由衣 / 村上虹郎 大後寿々花 小関裕太 / 森山未來
配給:キノフィルムズ/木下グループ
12月6日(金)より全国ロードショー
公式サイト
http://kakurebitch.jpⒸ2019『“隠れビッチ”やってました。』フィルムパートナーズ/光文社