【作り方】
1:さつまいもは皮つきのままゆで、皮をむいて一口大に切って300g用意する。
2:鍋に1、牛乳を入れてハンディブレンダーでしっかりなめらかにし、火にかける。ゴムべらで混ぜながら沸騰直前まで温める。
3:人肌程度に冷まし、Aを入れてゴムべらで均一に混ぜ、容器に入れて蓋をし、冷凍庫で冷やし固める。様子を見ながら30分~1時間ごとに「混ぜる・練る」を繰り返す。まず1回目。底からすくうように混ぜ、固まりをつぶしながらなめらかにし、冷蔵庫へ戻す。(以下、混ぜ方の写真はいちごミルクのジェラートを例にご紹介します)
4:2回目。全体に固まりはじめている。底からすくってはスプーンの背で押しつぶすように、を繰り返してなめらかな状態に。再び冷凍庫へ戻す。
5:3回目。周りはスプーンが入りにくくなってくる。底から掘り起こし、スプーンの背でつぶす。全体になじませて冷凍庫へ。力が必要。
6:4回目。最後の「混ぜる・練る」。ここまでくれば、なめらかなまま固まった状態に。同じように底から掘り起こしてはスプーンの背でつぶす作業を繰り返す。このままでも食べられるが、安定させるため少し冷凍庫へ。
7:飾り用のさつまいもはゆで、皮のまま5mm厚さの輪切りにし、器に並べて6をのせる。
※このタイプのジェラートはスプーンだけでも仕上げられますが、3、4回目でハンディーブレンダーを使うと、よりふわっとなめらかな仕上がりに。ハンディブレンダーは角度を変えて、均一に空気が入るように使いましょう。最後はスプーンで平らにととのえます。
イタリアでジェラート修行をしてきた著者が、試行錯誤しながら作った至極のレシピを初公開。素材の性質によって「混ぜる・練る」の作業をわけて紹介しているので、初心者でも簡単に作れます。素材の甘みをいかしたフルーツジェラートや本格的な味わいのナッツやチョコレートジェラートなど、子どもから大人まで楽しめる40レシピをご紹介。
齋藤由里(著)
定価:本体1,500円+税