「ごまさば」という料理をご存じですか? 生のさばを甘めのたまりじょうゆとすりごまに漬け込んだ福岡の名物。昔から新鮮なさばが手に入った土地ならではの一品です。
そのままご飯のおかずとしてもおいしいですが、お茶漬けにするのもオススメの食べ方。もちろんお酒のおつまみにも最適です。築地「魚河岸三代目 千秋」店主・小川貢一さんによる本レシピでは、はちみつを使ってよりマイルドに味付けています。
ごまさばやしめさばなど火を通さない料理を作る場合は、「刺身用」とされる鮮度のよいもの、ヒレやカマ、腹骨を取り除いたものを選んでください。『築地「魚河岸三代目 千秋」店主・小川貢一のおさかな食堂』より。
【材料 2人分】
・さば(3枚おろし) 片身
・万能ねぎ 適量
・A [たまりじょうゆ 大さじ2/はちみつ 大さじ1/酒 小さじ1/白すりごま 適量]
【作り方】
1:さばの皮目に、身を全部切ってしまわないように、皮目にすっと数本、包丁の先で切り込みを入れ(飾り包丁)、薄く切る。
2:ボウルにAを入れ混ぜ合わせ、さばを15分ほど漬け込む。
3:器に盛り、小口切りにした万能ねぎをかける。
築地の魚料理店「魚河岸三代目 千秋」を営む 小川貢一さんの“おさかなレシピ”は、 お洒落で美味しくてヘルシー!と女性に大人気。本書では定番和食はもちろん、フレンチ、イタリアン、スペイン料理まで、切り身やさくを多用した、とびっきりおいしい魚料理を手ほどきします。これ1冊あれば、もう魚料理はこわくない!
小川貢一(著)
定価:本体1,300円+税
撮影/川上輝明