キャベツとにんじん、2つの冬野菜を使ったインドの副菜をご紹介しましょう。「ポリヤル」とは、南インドで使われるタミール語で炒め物の意味。
太めのせん切りにしたキャベツ、1.5cm長さの細切りにしたにんじんを、それぞれ玉ねぎ、にんにく、ひよこ豆のひき割り、ココナッツロング、数種類のスパイスと共に炒め、塩で味つけします。
豆をホールスパイスのように炒めるのも、南インドのワザ。甘いキャベツに香ばしさがプラスされて、いいアクセントになります。たっぷり作って常備菜にどうぞ。冷めてもおいしいのでお弁当のおかずにも向きます。いんげんで作ってもおいしいですよ。『「ナイルレストラン」ナイル善己のやさしいインド料理』より。
【材料 4人分】
・キャベツ(太めのせん切り) 500g
・A [玉ねぎ(みじん切り) 1/4個/にんにく(みじん切り) 大1かけ分]
・豆(チャナダール)※ 小さじ2
・ココナッツロング 大さじ2
・水 適量
・サラダ油 大さじ2
・塩 適量
・ホールスパイス [マスタードシード 小さじ1]
・パウダースパイス [ターメリック 小さじ1/カイエンヌペッパー 小さじ1/3]
※ひよこ豆のひき割り。
【作り方】
1:フライパンにサラダ油を軽く温め、豆とホールスパイスを入れて蓋をする。はねがおさまったらA を加え、強めの中火で炒める。
2:玉ねぎの縁が色づいたらココナッツロング、パウダースパイス、塩小さじ1/2を加えてさっと炒める。
3:キャベツを加え、全体にからませる。水を少量加えてなじませ、なじまなければ水をさらに足す。弱火にして蓋をし、柔らかくなったら塩で味をととのえる。