テレビでもおなじみの人気料理人・野﨑洋光さんが提案する冬の献立。今回は、大豆とあさりの炊き込みご飯を主食とした、たんぱく質たっぷりの一汁二菜をご紹介します。
根菜をふんだんに使った「さばの粕汁」は体を芯から温め、縮こまりがちな体の循環をよくしてくれます。酒粕は、板粕よりも風味がぐんとよい練り粕か吟醸粕がおすすめ。
副菜はカルシウムと食物繊維たっぷりの「煮干しとごぼうの炒り煮」。冷蔵庫で3日ほどもつので、多めに作って常備菜にすると重宝します。ここにまぐろの刺身をプラスしましょう。市販のものなので、レシピには触れませんが、生の玉ねぎスライスをたっぷり添えてサラダ感覚でどうぞ。『野﨑洋光 春夏秋冬の献立帳』より。
【材料 2~3人分】
・さば(15gの切り身) 8切れ
・里いも 120g
・大根 50g
・にんじん 30g
・油揚げ 1枚
・長ねぎ 1/2本
・水 600cc
・昆布(7×7cm角) 1枚
・酒粕 100g
・味噌 40g
・塩 適量
【作り方】
1:さばの両面に塩をふり、30分おく。
2:里いもは皮をむいて2cm角に切り、大根、にんじんは1cm厚さのいちょう切りにする。油揚げは熱湯に浸けて油抜きし、水気を絞る。横半分に切ってから、1cm幅の短冊に切る。長ねぎは1cm幅の小口切りにする。
3:2の里いも、大根、にんじんを一緒にざるに入れ、熱湯に浸けて箸でほぐしながら2分ほどゆで、ざるごと引き上げる。同じ湯に1を浸け、表面がうっすら白くなったら冷水にとって洗い、水気を拭き取る。
4:鍋に分量の水と昆布、3を入れて中火にかけ、さばに火が通ったらさばだけ取り出す。
5:大根が柔らかくなったら酒粕と味噌を溶き入れ、油揚げと長ねぎを加え、さばを戻して温める。