市内最大規模を誇るウィーン市庁舎前広場のクリスマスマーケットには大きなスケートリンクも。「Frohe Weihnachten(フローエ ヴァイナハテン)」はドイツ語の“メリークリスマス”。【WIEN】ウィーン
街のいたるところでマーケットが開かれる世界有数のクリスマスタウン!
有名な公園や教会前の広場はもちろん、街角のちょっとした空間や路地にも屋台が並び、まるで街全体がクリスマスマーケットのようなウィーン。
歩いてマーケットのハシゴができます。
なかでも規模が大きいのが、ウィーン市庁舎前広場。約150もの屋台が軒を連ね、オーストリア国内から選りすぐった大きなもみの木のツリーが輝きます。
シェーンブルン宮殿。宮殿オリジナルのマグカップ入りグリューワインの屋台も。マーケットでは年明けにはニューイヤーグッズが販売される。宮殿内は年中無休で見学可能。世界遺産も聖堂も宮殿も輝くクリスマスマーケットに
また、かつてのハプスブルク家の夏の離宮で、今年2019年9月に秋篠宮家の佳子さまが訪問されたシェーンブルン宮殿も、この時期はクリスマスマーケットの舞台となります。
世界遺産の中でグリューワインを片手にオーナメントやお土産選びに興じる、なんとも贅沢な体験ができます。
ベルヴェデーレ宮殿。マリー・アントワネットはフランスへの輿入れ前にここで盛大な祝賀パーティを開いた。「オーストリア・ギャラリー」はクリムトの有名な作品《接吻》を所蔵していることでも知られる。マリー・アントワネットがフランスに嫁ぐ前に過ごした、ヨーロッパで最も美しいバロック建築の1つに数えられるベルヴェデーレ宮殿も例外ではありません。
現在はクリムトやシーレの作品を多数所蔵する美術館「オーストリア・ギャラリー」となっている上宮での美術鑑賞後、マーケットのそぞろ歩きが楽しめます。
ゴシック建築の傑作と称されるカールス教会の前の広場も屋台で埋め尽くされる。ウィーンのマーケット巡りは同時に歴史的建造物の名所見物にもなる。