(2)ごまめ
お酒のつまみにもなるアレンジごまめ
久保:次はごまめです。ごまめは、「田作り」と呼ばれることもありますね。加藤さんは、お正月にごまめは召し上がりますか?
加藤:大好きです。実家にいた頃は、お正月はこればっかり食べてました。ご飯に合うじゃないですか。
久保:今日は、加藤さんの好きな、伝統的な飴炊きバージョンではなく、お酒に合うおつまみバージョンです。お酒、召し上がりますか?
加藤:あまり……。でも、お酒のつまみは大好きです!
久保:じゃあ、良かった。私と一緒です。
お好みの風味でアレンジを楽しむ
久保:今日は5種類のごまめを作ります。
加藤:えっ、5種類も!?
久保:はい。ポピュラーな一味唐辛子や七味唐辛子、カレー粉に粉山椒、そして中国料理の五香粉(ウーシャンフェン)を使います。
加藤:持ってます、五香粉。角煮を作るときに使うので。
久保:加藤さん、角煮も作るんですか?すごいですね。
なんと、あえるだけ!
加藤:作り方は、ごまめと香りづけの粉を袋に入れて、振るだけでいいんですか?
久保:はい、ごまめを素揚げしてからです。
久保:密封できる袋にごまめと香りのある粉を入れて振るだけ。小さめにちぎったペーパータオルも入れることで、素揚げしたごまめの余分な油が取れるのです。このまま保存もできます。では、やってみましょう。
加藤:(袋を振る)たったこれだけで完成だなんて!
香りに誘われて、さっそく味見を
久保:ちょっと味見してみますか?
加藤:いいんですか?うん、おいしい!一味唐辛子がきいてます。
久保:一般的な飴炊きのごまめより重くないので、甘い味がお好きでない方にもおすすめです。
加藤:たしかに。箸が止まらなそうです。
●ごまめ
【材料(2~3人分)】・ごまめ 50グラム
・揚げ油 適量
・A(お好みの香りづけできる粉もの。今回使ったのは、一味唐辛子、七味唐辛子、カレー粉、粉山椒、五香粉) 各適量
【作り方】(1) ごまめは165度の揚げ油で素揚げにする。
(2) (1)をしっかり油をきってペーパータオルに取る。
(3) 密封袋に、(2)をペーパータオルごと入れる。A1種と細かく切ったペーパータオルを加えて軽く振り、油をきる。密封して保存する。冷暗所で1週間ほど保存可。