盛りつけにチャレンジ
久保:次は、盛りつけを体験してみましょう。
加藤:料理はよくしますが、盛りつけなんて意識したことがなくて……。
久保:そうなんですか?
加藤:だって、自分しか食べないじゃないですか。それなのに、時間をかけて緻密に盛りつけて、「いただきます」って5分くらいで食べちゃったら……(笑)。
“ハレ”のときは、盛りつけの美しさも意識して
久保:お正月のような“ハレ”のシーンでは、盛りつけも意識してやってみましょう。まず、私が盛りつけた例を見てみてください。
今回の揚げびたしや煮物を盛りつけるときに気をつけるポイントとしては、ざっといっぺんに入れずに、全体のバランスを見ながら一つずつ具材を盛りつけること。
今日は、最後の仕上げとして、彩りになるきぬさやをのせてみてください。
加藤:あー(何度かやり直す)。きぬさやを盛るだけでも、意外とセンスが問われますね。
久保:大丈夫、大丈夫。
加藤:結構、難しいものですね。角度も重要なんですね。どうでしょうか?
久保:いいと思います。上手です!
完成です!
加藤:こうやって見ると、盛りつけの重要性がわかりました。花の形をしたにんじんや、きぬさやの緑がいい働きをしますね。
久保:にんじんは赤くて目立つので、いつもと雰囲気を変えたいというときは、にんじんだけでも花の形にすると、ぐっと華やかになりますよ。
加藤:勉強になります。