作るのがラクでおいしい鍋料理。でも、あまりにもヘビロテがすぎると、家族から「また鍋か……」なんて言われてしまうことも。
それなら、こんなちょっぴり変わり種の鍋レシピはいかがでしょう。市販のしゅうまいを使った手軽なサンラータン鍋は、酸味と辛味の組み合わせで食欲も増します。とろみをつけたスープで、しゅうまいも口当たりなめらかに。仕上げに溶き卵とパクチー、ラー油を加えて召し上がれ。料理研究家・大庭英子さんの『ぜんぶ小鍋』より。
【材料 1人分】
・しゅうまい(横半分に切る) 5個分
・水 2と1/2カップ
・鶏がらスープの素(顆粒) 小さじ1/2
・生しいたけ(軸を切り、5mm幅に切る) 2枚分
・玉ねぎ(縦に薄切り) 小1/2個分
・トマト(縦半分に切り、5mm幅に切る) 小1/2個分(100g)
・A [酒 大さじ1/しょうゆ 小さじ1/酢 大さじ1~2/砂糖 大さじ1/2/塩 小さじ1/3/こしょう 少々]
・B [片栗粉 大さじ1/2/水 大さじ1]
・卵 1個
・パクチー(2~3cm長さに切る) 適量
・ラー油 適量
【作り方】
1:鍋に水、鶏がらスープの素を入れて中火にかけ、煮立ってきたら、しゅうまい、しいたけ、玉ねぎを入れる。再び煮立ってきたら、弱火にしてしんなりするまで煮る。
2:トマトを入れ、Aで調味してひと煮する。
3:2にBを混ぜ合わせて加え、とろみをつけたら、卵を溶いて流し入れる。卵に火が通ったら、パクチーを入れてひと煮し、ラー油をかける。
具を切って煮るだけの鍋料理は、とっても簡単。肉や魚にたっぷり野菜を組み合わせれば栄養バランスがよく、おかずと汁ものが合体しているから晩ごはんはこの1品でOKです。本書ではとくに、少ない食材で作る1~2人分レシピを中心に、48品の小鍋をご紹介。味つけも和・洋・中・エスニックとバリエーション豊かで、毎日作っても飽きません。新書サイズなのでかばんにすっぽり入って、電車の中で開きやすいのも特徴です。
大庭英子(著)
定価:本体1,100円+税
撮影/伏見早織