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都通信記事一覧へ>>京都通にも喜ばれる!人気料理店の店頭でしか手に入らない味土産3選
(京都特派員:西村晶子)
旅の楽しみでもあり、悩みどころでもあるのがお土産です。最近はお取り寄せができたり、どこでも買えるものが多かったりで、意外と“ここだけのもの”は限られています。
今回は数ある京都土産のなかから、店頭販売のみ、さらに予約至難と言われる人気料理店の最新味土産をご紹介します。
1.京都 やま岸
「京都 やま岸」より、手前から時計回りに「花山椒と鰻の旨煮」、「えのきの粘り煮」、「黒糖餅」。超人気店の2号店で手に入る、人気の佃煮&和のデザート
再来年まで予約でいっぱいという人気割烹「
富小路 やま岸」がこの9月に始めた、鍋をメインにした2号店の「
二条 やま岸」。その隣に2020年1月10日オープンするのが、お持ち帰りの専門店「京都 やま岸」です。
「京都 やま岸」の店内。使い道がいろいろのえのきの粘り煮
町家を改装した瀟洒な建物の一角にあり、お店で出しているご飯のお供やスイーツ、さらに新商品も販売していく予定とのこと。「えのきの粘り煮」は締めのご飯で人気のおかずを持ち帰り用にアレンジした佃煮で、甘めの味つけに柚子が添えられています。お酒の肴にも、うどんやにゅうめんのトッピングにもなるイチ押しの一品です。
えのきの粘りとシャキシャキとした食感が楽しめる「えのきの粘り煮」680円。料理店だからこその上品な風味
青々とした花山椒をたっぷりの「花山椒と鰻の旨煮」は、ちょっと贅沢な一品です。鰻は白焼きして脂を落としてから、ふっくら柔らかな旨煮にしており、花山椒は色が変わらないように鰻と別に炊いています。家庭ではなかなか真似できない上品な味わいは、辛党の方や舌の肥えた方への京土産にぴったりです。
花山椒の香り立つ「花山椒と鰻の旨煮」1780円。甘党の方には1個から買える黒糖餅がおすすめ
笹の葉で包んだ「黒糖餅」は、でんぷん質の多いもち粉と波照間産の黒糖を「富小路 やま岸」にある井戸水で練った、食感のよい餅菓子です。料理の食後のデザートとして出していた人気のお菓子で、甘さ控えめで口あたりも滑らか。1個単位で販売しているので気軽なお土産になり、箱詰めにも対応しているので贈答品としても重宝しそうです。「れんこん餅」「くるみ餅」もあり、こちらは和三盆蜜で味わいます。
独特の食感で、冷やしても堅くならない「黒糖餅」1個280円。京都 やま岸
京都府京都市中京区西ノ京職司町8-1
電話 075-801-7900
営業時間 12時~17時
定休日 火曜・水曜(年末年始休みあり)