カーテンコールはディスコタイムになるという。ぜひ一緒に踊りたい。――マシュー・ボーン版『白鳥の湖』のワールドツアーや『ドリアン・グレイ』の公演などですでに何度か来日されています。日本のお客さんの印象はいかがですか?
「日本の皆さんの、作品を真摯にじっくりと鑑賞しようという文化は、世界トップクラスだと思います。静かに集中して舞台を観てくださって、最後の拍手で気持ちを表してくださる。でも正直、このミュージカルに関しては、もっと前のめりな反応があるといいなと思っています。イギリスでは、金曜や土曜ともなると一杯飲んでから観にいらっしゃるので、それは賑やかに盛り上がるんですが、日本のお客さんはカーテンコールで一緒に踊ってくださるだろうか、とか、笑えるシーンも静かだったらどうしようとか、いろいろ気になっていて」
――日本でもきっと、ディスコ世代の皆さんを中心に盛り上がると思います。今回の来日公演で楽しみにしていることは何でしょう?
「日本が大好きなので、楽しみにしていることはたくさんあります。観光もしたいし、ラーメンやお好み焼き、鉄板焼きも食べたい(笑)。でも何よりいちばん楽しみなのは、やっぱりステージに立って、皆さんの反応や温かい拍手を実際に感じること。劇場で一体になれることですね。ディスコサウンド、ダンス、ドラマ性、ヴィンテージ感……観ていただければ、きっと何かしら気に入ってもらえるはず。劇場で皆さんをお待ちしています!」
リチャード・ウィンザー/Richard Winsor
ダンサー、俳優。
1982年、英国イングランド生まれ。セントラルスクール・オブ・バレエとギルドホール音楽演劇学校でダンスを学び、19歳で振付・演出家マシュー・ボーンに見いだされ、ダンスカンパニー「アドヴェンチャーズ・イン・モーション・ピクチャーズ」(現ニュー・アドベンチャーズ)に所属。バレエの古典作品に新解釈を加えた『白鳥の湖』や、『ドリアン・グレイ』『エドワード・シザーハンズ』『プレイ・ウィズアウト・ワーズ』などで主役を踊り、名を馳せる。BBCの連続ドラマ『カジュアリティ』(2014年~2017年)でのケイレブ・ナイト役を機に、俳優としても注目を浴び、映画やテレビでも活躍している。
ミュージカル『サタデー・ナイト・フィーバー』
12月13日~29日/東京国際フォーラム ホールC
S席/1万3000円 A席/9000円 B席/6000円 U-25当日引換席/5000円 お問い合わせ/キョードー東京 電話0570-550-799
演出/ビル・ケンライト 振付/ビル・ディーマー 出演/リチャード・ウィンザー、オリヴィア・ファインズ、メロディ・ジョーンズ、フィリップ・エイデン、フィル・メネル、ウィル・ラケット ほか
https://snf2019.jp/index.html