高さのある被写体はアングルを下げる
小林:上から撮ると被写体の高さがわかりづらいので、高さのあるものはアングルを下げて撮ります。
加藤:なるほど、ちょっと低めの位置から撮ったほうが、このケーキの特徴がちゃんと出ますね。
小林:もう1つ気をつけたいのが明るさです。画面を見ながらスマホを動かして、適度な明るさになるアングルと位置を探します。
AF/AEロック、使ってますか?
加藤:ピントも露出も自動調整されるから、スマホを動かして構図を変えると明るさもどんどん変わりますよね。
小林:スマホのカメラには、明るさを調整する機能がついています。調整した明るさを固定できるのが、“AF/AEロック”という機能。このピントと明るさで撮りたいと思った箇所を3秒長押しすると、ピントと露出が固定されて、太陽マークが表示されます。
加藤:それ、見たことがあります。この太陽マーク、何だろう?と思っていました。
小林:この太陽マークが表示されている間は、カメラを動かしてフレーミングを変えても、固定されたピントと明るさで撮影できるんです。スマホの機種によっては、その太陽マークに指を当てて動かすことで、固定したピントと明るさの位置を移動させたり、太陽マークを上下にスライドさせることで明るさを加減できます。
ちなみに、ロックを解除したいときは画面をタップすればOKです。
加藤:なるほど。前回(
記事はこちら)おっしゃっていた、逆光のときに使いたい機能というのは、このことだったんですね!
小林:そのとおり。人物を撮るときも、この機能を使って明るさを固定すれば、逆光で人物が暗く写ったり、人物が明るくなった分、背景が白っぽく飛んでしまうことが避けられます。
加藤:そんな便利な機能があったとは……。今日から使いこなせる男になるべく、教えていただいたことを駆使して撮ってみますね。