“砂漠のように”乾いたピンク色が特徴のバラ「デザート」をご存じ？

3月3日の贈り花

アンティークカラーのバラが主役のバースデーギフト

奥さまの誕生日にご主人からの贈り花です。奥さまはシックな花色がお好きと聞き、真っ先に浮かんだのが、デザートというバラ。ベージュがかった花色で外側に緑色が入る品種ですが、シルバー系のピンクになることもあります。デザートと聞くとスイーツなどのDessertと思われがちですが、これは砂漠という意味のDesertです。砂漠とはまたバラの名前にふさわしくない…いや、逆に個性的な雰囲気がよりアピールされる名前なのかもしれません。

砂漠のようなシックな花色をより強調させるために、もう1種、透明感のある美しいピンクのバラを加えました。さらに、少し濃いめのピンクと紫色のスカビオサ、紫色のチューリップ、ごく淡い紫色のスイートピーと、春を感じさせる花を集めて束ねました。


アクセントに加えたのは、ユニークな花を咲かせるカランコエです。ふっくらした細長い花は、目を引くこと間違いありません。花好きな奥さまと聞いていますが、この珍しいカランコエを喜んでくださるといいなと思います。

じつはご主人、奥さまの誕生日に毎年贈り花のオーダーをくださいます。誕生日という大切なアニバーサリーを忘れず、花を贈り続けることも、夫婦が長く仲良くいられる秘訣になっていると思います。少しでも役立つように、オーダーをいだたくと、前年、前々年にはどんな花を贈ったか、記録を確認して同じような花にならないように気をつけています。

【使用花材】
バラ デザート、リメンブランス
チューリップ ミステリアスパーロット
スカビオサ テマリサクラ、ラオゥワインアドレ
スイートピー セレステ
カランコエ アップルキッズ
金葉アカシア
トキワガマズミ

贈り花のヒント
誕生日や結婚記念日の贈り花は、継続して行うことでさらに喜びが大きくなると思います。「今年も忘れずに贈ってくれた」というのは夫婦の信頼関係をより深めてくれるのではないでしょうか。もちろん、花屋でも記録をたどって同じようなイメージの花にならないように気をつけますが、長く続けていると贈る相手の好みにも変化が生じる場合もあります。前は元気な色が好きだったのに、最近はパステル系の服を着るようになったなど、服の好みからもその変化は感じられると思います。そんな情報をいただけると、より気に入ってもらえるような、また、逆にサプライズ感のある贈り花ができると思います。

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