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ミモザとスイートピーがこんなに合うなんて! 大人のナチュラルブーケ

2020.03.07

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藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら
3月7日の贈り花

3月7日の贈り花


恋人に贈るサプライズのブーケ


付き合ってちょうど1年目を迎える日のデートで手渡したい、と男性からブーケの依頼がありました。最近ではそれを「1年記念日」と呼び、男性から女性にプレゼントするのが定番なのだそうです。いろいろな記念日が増えると、覚えておくのも大変ですが、贈り花の機会が多くなり、より花に親しんでいただけるのは花屋としてとてもうれしいことです。

「1年記念日」のブーケに選んだのは、ミモザとシックな水色の染めのスイートピー、白いムスカリ、紫色の網目模様が個性的なフリチラリア メレアグリスです。春の花の中でも少し大人っぽい雰囲気のある花にしました。彼女は素敵な大人の女性と伺ったので、そこからイメージをふくらませてみました。


3月8日が「ミモザの日」ということもあり、真っ先にミモザを選び、その黄色に合わせて花色を選びました。黄色と水色の組み合わせは、みずみずしい雰囲気があり、お付き合いして1年という2人の関係によく似合うのではないかと考えました。

お2人がこれからも長く、仲良くいられますように。そして、多くの記念日を作り、お互いに花を贈り合う関係が続きますように、と願っています。

【使用花材】
ミモザ
スイートピー アッシュブルー
フリチラリア メレアグリス
ムスカリ シベリアンタイガー

贈り花のヒント
「1年記念日」。最近ではこんな記念日もあるのですね。付き合って1年ということは、共に春夏秋冬を過ごしたことになり、出会った当初よりお互いをよくわかるようになっていると思います。贈り花をする際も、1年で知った相手の好みに合わせて花選びをすると、共に過ごした時間を生かすことができると思います。ナチュラル系が好きとか、ピンクよりオレンジ色が好き、スタイリッシュなテイストが好きなど、知り得た情報を花屋さんにしっかり伝えて制作してもらうとよいと思います。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino



広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。

広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道に進んだ異色の経歴。

店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。

制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。

月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。2018年6月に新著『季節の色合いを楽しむブーケ』(誠文堂新光社)を発刊。 https://www.fleurs-tremolo.com
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