和装によく似合います。結婚式の披露宴、色打掛に合わせた手まりブーケ

3月20日の贈り花

色打掛に合わせた手まりブーケを花嫁さんに

結婚式の披露宴のブーケの依頼をいただきました。披露宴では最初に色打掛をお召しになるそうで、その際に手に持つブーケです。最近では、和装の場合でもブーケを手にするスタイルが増えています。

和装にもよく似合うブーケをと、手まりを連想させる形のボールブーケにし、組紐の持ち手をつけて下げられるように工夫しました。


色打掛を拝見すると、さまざまな色が使われていて、その中から黄緑色、白、ピンクを選んで花色にしてみました。着物とあまりに似すぎた花色にすると、同化して目立たないので、白のボリュームを少し多めにしています。

全体がボール状なだけでなく、ピンポンマム、ラナンキュラス、スカビオサ、と使用する花も丸いフォルムを選んでいます。そこにオキシペタラムの白花とムスカリの青をアクセントに加えてみました。組紐も花色に合わせて、白と黄緑を探してきました。

普段は洋風のアレンジが多いので、和装に合わせたブーケを考えるのはとても新鮮で楽しい作業です。例えばストレートなラインのカラーを、扇形に仕立てても素敵ではないか、などと新しい発想が次々とわいてきました。機会があればぜひトライしとみたいと思っています。

【使用花材】
ピンポンマム 黄緑花、白花
ラナンキュラス スピリットライトピンク
スカビオサ ピューレグリーン、ミミライトピンク
オキシペタラム マーブルホワイト
ポピー
ムスカリ

贈り花のヒント
かつて披露宴では、和装の場合は手に持つのは扇子が定番でしたが、最近ではドレスと同様にブーケを持つ方が増えています。

今回は和装を意識した手まりブーケにしましたが、ラウンドブーケやキャスケードブーケなどのオーダーをいただくこともあります。

また和装でも、ブーケとお揃いの生花の髪飾りをつけるスタイルが多くなっています。ウエディングのスタイルは、時とともに変化していくものなので、常識にとらわれすぎないことも大切ではないかと思います。

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