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何色が咲くかは蕾が割れてのお楽しみ。海外へ旅立つ友人へ贈るポピーのブーケ

2020.03.26

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藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら
3月26日の贈り花

3月26日の贈り花


海外へ旅立つ友人へ、大好きなポピーを束ねて贈る


外国の方と結婚した友人が、ご主人の国で暮らすことになり、生まれ育った日本を離れることになったそうです。その彼女が大好きな春の花、ポピーのブーケを贈りたいというオーダーをいだたきました。

切り花で出回るポピーのほとんどが、アイスランドポピーと呼ばれる品種で、オレンジ、黄、赤、それらのパステルカラーなど春らしい明るい花色が揃っています。


ただし、市場では蕾の状態で売られているため、花色を選んで買うことができません。ミックスで仕入れるので、どの色が咲くかは、蕾が割れてみてのお楽しみというわけです。その産毛に包まれた蕾が割れてきて、中から鮮やかな花色をのぞかせる様子がかわいらしく、私の大好きな花のひとつです。

ポピーが咲く春の野原のようなイメージで、白いスイセンとニゲラの白花・青花だけを加え、シンプルなブーケに束ねてみました。可憐なだけでなく、野に咲く花の力強さも併せ持ったブーケだと思います。

これから外国で新しい人生をスタートさせる友人にも、野に咲く花のようなしたたかな強さを持っていてほしい、そんな思いも込めて制作しました。

【使用花材】
ポピー ミックス
スイセン
ニゲラ

贈り花のヒント
ポピーは、蕾→がくが割れて花色が見える→がくが落ちる→花が満開になる、とステージごとに魅力を感じさせてくれる花です。また、くねっとした茎のラインもブーケやアレンジに動きを出す効果抜群。

いろいろな花とミックスしてもよいのですが、ポピーだけを束ねても、華やかで表情豊かなブーケになるので、ぜひ春の贈り花に利用してみてください。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino



広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。

広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道に進んだ異色の経歴。

店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。

制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。

月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。2018年6月に新著『季節の色合いを楽しむブーケ』(誠文堂新光社)を発刊。 https://www.fleurs-tremolo.com
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