品のいい光沢と輝きを堪能する手もとで圧倒的な存在感を放つ大粒のリングと、ゴールドの優しい階調で顔色を明るく見せるネックレス。日本人の肌に美しく映える、まろやかな光沢と輝きをお楽しみください。リング(Pt×白蝶真珠ゴールデン18.08mm×ダイヤモンド)3000万円/セイビドウゴールデン ネックレス(WG×白蝶真珠ゴールデン11.2~13.8mm×ダイヤモンド)320万円/カラーシンフォニー ●お問い合わせ/清美堂真珠 TEL:0120-898-398黒と金色の真珠で業界をリードする存在に
解説/山口 遼 (宝石史研究家)
「清美堂真珠」が発表した真珠のネックレスと指輪、普通すぎてなんだと思われるかもしれませんが、この2つはそんなに簡単なジュエリーではありません。
2つとも最上の白蝶貝真珠を使ったもので、特に指輪の方は直径18mmという、稀に見る大きく上質な真珠です。
白蝶貝という割には黄色いじゃないかといわれそうですが、ちょっとお待ちください。
白蝶貝は、真珠を産する貝の中では最大のものです。大きなものでは幅30cmにも及びます。主にミャンマー沿岸から太平洋のオーストラリア、インドネシア沿岸に生息し、昔は真珠を取るためというよりも貝ボタンを作るために採取されていました。
この貝、名前の通り普通は白いのですが、中に変種なのでしょうか、貝殻の縁が黄色くなるものがあり、これが金色の真珠を作り出します。業界ではゴールデンと呼びます。
清美堂真珠は、この連載で何度もご紹介した通り、タヒチ産の黒真珠の分野ではおそらく世界一の会社ですが、最近、白蝶真珠、特にゴールデン真珠の世界にも乗り出してきました。
ネックレスは微妙に色合いの異なる金色の真珠をアレンジして、風合いある表情に仕上げています。指輪の方も、まあよくこれだけ大きな真珠を見つけたものです。
おそらく、これからは黒と金色の真珠の世界で、業界をリードする宝石商となることでしょう。
表示価格はすべて税抜きです。
撮影/栗本 光
『家庭画報』2020年2月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。