迷い世代の服選び 「最近何を着ても似合わない」と悩む“ファッション迷い世代”の女性に向けて、雑誌『家庭画報』で活躍するスタイリストのおおさわ千春さんが、誰でも実践できる服選びのルールとポイントをお届けします。
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時計を“着替える”というお洒落
「何故時計を着替えないの?」――今から約25年前、ある時計ブランドの広告で、初めてこんなキャッチを見たとき、「時計を“着替える”」という発想に衝撃を受けたのを今でも覚えています。それまでは、時計はひとつを長く使うのが当たり前だと思っていたからです。
連載「迷い世代の服選び」記事一覧はこちら>>時計は高価なので、そう簡単には“着替える=チェンジする”ことはできないと思っていましたが、手軽にベルトを付け替えることができる時計を見つけて、「この手があったか!」と時計のお洒落に開眼。それ以来、替えベルトをたくさん集めて洋服とコーディネートし、時計を“着替える”のがマイブームになりました。
“着替える”時計は
高価である必要はない
迷い世代の皆さんは、時計を何本持っていますか? 2、3本でしょうか? 「自分を代弁するもの」としての時計には、ある程度きちんと投資するといいと思いますが、洋服に合わせて“着替える”時計は、必ずしも高価である必要はありません。純粋な遊びとして楽しめる手頃な価格にして、ベルトをバリエーション豊かに揃えたほうが楽しいと思います。
「ケースデザインがシンプルなので、ベルトのカラーで遊ぶことで引き立ちます」。〈スクエア〉「レカレ コレクション」(30×30㎜)2万2000円 (メッシュストラップ付価格)クロコ型押しベルト(グレー)4000円 〈ラウンド〉「シンフォニー コレクション」(33㎜径)2万2000円(メッシュストラップ付価格) 付け替え用ベルト各4000円(全35色)/すべてピエール・ラニエ(タパック https://pierre-lannier.jp)