2024年のパリ五輪にマラソンで出場してメダルを取るのが目標です
「その1秒をけずりだせ」「怯まず前へ」の東洋大魂の象徴である鉄紺の襷。2021年の第97回箱根駅伝では、東洋大学が見事な復活を遂げ、大活躍されることを期待しています。撮影/家庭画報編集部——ご自身の性格を負けず嫌いとおっしゃっていましたが、小さい頃からその自覚はあったんですか?
そうですね。一人っ子なので、自分が自分がというところもあるのかもしれないのですが、特に走りの面に関してはやっぱり誰にも負けたくないし、上に立たれたくない。
自分がトップでいたいという気持ちがすごく強いんです。言葉にしては、あまり言わないですけれど(笑)。
——一人っ子とのことですが、相澤選手にとってご家族はどんな存在ですか?
小さい時からいろいろなところに連れて行ってくれました。祖母は足が悪くて今はなかなか応援には来られないんですが、母は実家のある福島から出雲や全日本、箱根も応援に来てくれて、すごく感謝しています。
今まで走りに集中させてくれた分、いい走りを見せることでしっかり恩返しできればと思っています。
——2020年の東京五輪や24年のパリ五輪はどういうお気持ちで考えていますか?
24年のパリ五輪でマラソンに出場してメダルを取るのが最大の目標です。
やっぱり自分が一番やりたいのはマラソンなので、それに向けて今必要なことをやっていますし、そのためのプロセスとして、東京五輪は1万mで挑戦できればいいなと思っています。
マラソンの世界には大迫 傑さん(早稲田大卒)や設楽悠太さん(東洋大OB)といった強い先輩方がいますが、その方々もまずはトラックの1万メートルで活躍してからマラソンに転向されていますし。
世界レベルのマラソンでは高速化が進んでいるので、スピードを出せる若い時にしっかり磨いておいて、それからマラソンに向けてしっかり長い距離に取り組んでいきたいと思います。