サクラの木がなくても、どこでも手軽にお花見ができる「桜箱」

4月1日の贈り花

お花見パーティの手土産に「桜箱」を

友人宅のお花見パーティにお呼ばれ。その手土産にサクラを使ったアレンジを持って行きたい、というオーダーをいだたきました。

ちょうどこの時期に切り花として手に入るのが八重ザクラです。今回は八重ザクラのなかでも大きな花を咲かせる「普賢象」というサクラが手に入りました。


このサクラ、オオシマザクラの突然変異で、八重ザクラの中では日本最古の品種なのだそうです。花びらの色が薄紅色から徐々に白くなっていくさまがとても美しく、ソメイヨシノにはないふくよかで艶やかな雰囲気が魅力的です。

さて、その魅力をどうアピールしようか、と考え、短めに切って枝を丸いボックスに詰めてみました。名づけて「桜箱」。ソメイヨシノとは異なり、八重ザクラは花が咲くのと同時に葉も出てくるので、若々しい葉も加えてアレンジしました。

お花見のテーブルに飾っていだたければ、より間近でサクラを観賞でき、華やかな気分になれるのではないかと思います。一緒に桜餅を添えてお渡しすれば、よりサクラ尽くしのテーブルに！実際にサクラの木がなくても、この「桜箱」があれば、どこでも手軽にお花見ができるかもしれませんね。

【使用花材】
サクラ 普賢象（ふげんぞう）

贈り花のヒント
1月に早咲きの「啓翁桜」が出回り始め、続いて「彼岸桜」「ソメイヨシノ」、そして八重咲きの品種と、切り花のサクラは4月上旬まで出回ります。

サクラはちゃんと水揚げができていれば、蕾も開花まで楽しむことができるのも魅力です。長い枝をそのまま生かした野趣豊かなブーケもよし、また今回のようなボックスアレンジでも、季節感たっぷりの贈り花が楽しめると思います。

ボックスアレンジは、ふたを開けたときのサプライズ感も大きな魅力。誕生日などのアニバーサリーギフトにもおすすめです。

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