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都通信記事一覧へ>>ワールドワイドなハワイの食文化が凝縮。チキンサンドを食べるならこの3軒
(ハワイ特派員:土屋由美子)
アメリカ南部発の「ポパイズ・ルイジアナ・キッチン」が売り出したフライドチキンサンドイッチが爆発的ヒットとなり、これに続けと、ファストフード各社が名乗りを挙げ、“チキンサンド戦争”と呼ばれるほど、2019年はチキンサンドイッチに全米が沸きました。
そのトレンドはハワイにも飛来。ブームの立役者となったファストフードだけではなく、人気レストランやカフェでも、国際色豊かな食文化が息づくハワイらしい“チキンサンド”となって、メニューに登場しています。
曜日限定の裏メニューから、シェフ渾身の新作、ブームになるずっと以前から人気の一品など、ひねりの効いたハワイならではのチキンサンドイッチをご紹介します。
コリアン・フライド・チキン・サンドイッチ($11)に付け合わせたピクルスはホームメイド。酸味のあるイタリアンドレッシングが地元産野菜の香味を引き立てるフィールドグリーンサラダ(+$4)と仏プロバンス産ロゼが好相性。1.フェテ
ハワイ×NYブルックリンの個性漂う、洗練ビストロの人気サンド
ホノルルでオレンジワインが楽しめる店として、グルメ愛好家の間でも一目置かれる「フェテ」。NYで料理のキャリアを築いた奥さまのロビンさんと、マーケティングデザインに長けたご主人のチャックさんが、ロビンさんの地元ホノルルでこの店を開いたのは2016年春のこと。
天井からやわらかいライトを灯す吹きガラスのペンダント照明は、バーテンダーJonathan Swanz(ジョナサン・スワンズ)さんの作品。ほかにキッチンのライブ感を楽しめるシェフズカウンターや個室もあり。韓国風のフライドチキンが魅力
オープン以来、ランチタイムとハッピーアワーの看板人気アイテムとしてメニューにあるのが、「コリアン・フライド・チキン・サンドイッチ」です。ロビンさんのお母さまが韓国出身ゆえ、韓国風のフライドチキンが味の決め手。具材にはオアフ島ノースショア産の鶏肉が使われ、ひと手間もふた手間もかけられています。やや甘めのブリオッシュパンとスパイシーなフライドチキンが互いを引き立て、辛口ワインにも合う、大人のフライドチキンサンドです。
ロビンさんのハワイでの学友Matt Okuhara(マット・オクハラ)さんによる抽象画が迎える、居心地のいいバーカウンター。ブルックリンを思わせるインテリアにも注目
赤レンガの壁、鉄筋の梁などが特徴的な築100年以上の建物の趣を生かしつつ、どこかNYブルックリンの雰囲気を思わせるビストロ。とれたての野菜はもとより、カウアイ島産のビーフ、オアフ島産のポーク、ニイハウ島産のラム肉といった、地元の食材をできる限り使った料理と、厳選されたワインセレクションやクラフトカクテルなど、上質なハワイのダイニングシーンのトレンドを、店の洗練された空気感とともに感じることができます。
FETE
フェテ
2 North Hotel Street, Honolulu, Hawaii 96817, U.S.A.
電話 +1 (808) 369-1390
営業時間 ランチ11時~14時(月曜~金曜)、軽食14時~17時(土曜16時~)、ディナー17時~22時(金曜・土曜~23時)
定休日 日曜
http://fetehawaii.com