ディナーは、地酒と和風フレンチのマリアージュを楽しんで
夕食は、昭和50年頃まで料亭として営業していた建物をリノベーションしたHOTEI棟のダイニングで供されます。
メニューは海外で研鑽を積んだフレンチシェフによる和のテイストをふんだんに取り入れた創作料理。瀬戸内海に面した竹原ならではの食材を生かした一皿一皿を、五感で楽しめます。また竹原には江戸から明治時代へと続く老舗の酒蔵が3軒あり、個性的な銘酒の飲み比べセットも用意されています。コースのはじまりから終わりまで、瀬戸内の自然の恵みを随所に取り入れた構成です。
一部をご紹介。広島といえば牡蠣ですが、これは特別。汲み上げた地下水で育てた菌のない牡蠣「オイスターボンボン」を蒸し上げ、だしの膜でうまみを閉じ込めた一皿。
さっぱりした「誠鏡」(写真右)は、常に革新的なお酒を生み出している中尾醸造製。バランスの良い「龍勢」(写真中)は純米酒のみを追求する藤井酒造の品。テレビドラマ『マッサン』でおなじみの竹鶴正孝の生家で知られる竹鶴酒造は濃厚な味わいの「竹鶴」。
色も味も違う地酒の個性を感じながらの食事は、更に豊かな味わいに。お凌ぎは蓮根とフォアグラの見事な組み合わせ。蜜柑を添えて瀬戸内流に。
驚くほど滑らかな広島のささゆりポークに、茸とほうれん草、馬鈴薯をあしらい、瀬戸内大崎上島の柑橘類で香りづけ。広島高野高原のいちご大福と抹茶メレンゲに地元の酒粕を生かしたデザートのケーキに、心もほっこり。商人の町として100年の歴史を重ねてきた空間に身を置き、浜旦那気分で暮らすように楽しむ特別な滞在。日本文化に親しむ小旅行にこの冬出かけてみませんか。
1泊2食つきお1人様3万6300円(税・サ込み)から。
人数やお好みのタイプを相談してください。
Information
NIPPONIA HOTEL 竹原 製塩町
広島県広島市竹原市本町 1-4-16
- 3棟10室(HOTEI棟:フロントレストラン、MOSO棟客室6室、KIKKO棟客室4室) チェックイン15時~、チェックアウト10時