フランチェスカ・ヘイワードさんが歌う歌を細かく再現したい
オーディションを通過したときは、「本番を迎えられると知って、“よかった、あのとき(オーディション)だけじゃなくて”って思いました」という葵さん。それは、「オーディションが終わったときに、“もっとこうすればよかったな”とかいろいろ思うことがあったから」だと言います。
実は、ボイステスト(オーディション)を受ける前に、ボイステスト用の練習があったのだそう。そのとき、「あまりヴィクトリアらしい歌が歌えなくて。ボイステストへの課題で、“もう少し原曲をよく聴いて、何を伝えたいのかを考えてから歌ってみよう”ということになったんです」。そこからボイステストまでの間、フランチェスカ・ヘイワードさんが歌う『Beautiful Ghosts』を聴き込み、「例えば、ここでちょっと音量が小さくなっているな、なぜ小さくなったんだろう、悲しいからかな、緊張しているからかな、不安だからかなとか、そういうことを考えながら歌を組み立てていきました」。
そうしてボイステストで歌った自身の歌を聴いたとき、練習時の歌とはまったく違うと感じ、向かう方向が見えると同時に「ここはもっと表現してよかったとか、不安な気持ちを出したりしたかったなと思って。もし本番で歌うことができたら、もっともっとヘイワードさんが歌う『Beautiful Ghosts』を聴き込んで、細かく再現したいなと思いました」。
「ヘイワードさんは、ピュアさが混じる声と歌い方がとても素敵。雰囲気を損なわずに日本語版でも伝えられたらいいなと思いました」