舞台版の『キャッツ』を観て、「こんなエンターテイメントがあるんだ。長く愛される理由がわかる舞台だなと感じました」と葵さん。ヴィクトリアは『キャッツ』の世界にお客さまをいざなうキャラクター
ヴィクトリアを演じるにあったては、「純粋さを失いたくないなと」思っていた葵さんいわく、ヴィクトリアは「若くて、まだ何も知らない真っ白な猫」。
「ヴィクトリアがなぜ主人公になったんだろうと思ったときに、この物語の世界に出てくる猫たちは本当に個性豊かで、けっこう突飛な猫もいたりして。濃いんです。そういう『キャッツ』の世界にいざなえるキャラクターにするためには、ヴィトリアみたいなフラットな猫ちゃんが必要だったのかなと思って。なので、ヴィクトリアを通して『キャッツ』の世界に観客の方が入り込んでいけるような、そういうキャラクターにできたらいいなと思いました」
満月が輝く夜に迷い込んだロンドンの片隅のゴミ捨て場で個性豊かな“ジェリクルキャッツ”たちと出会い、自分らしい生き方を見つけていく若く臆病な白猫・ヴィクトリア。今宵は新しい人生を生きることを許される、たった一匹の猫が選ばれる特別な夜……。名作ミュージカルの映像化は、「これまではなかなか実現が難しかったらしくて。それが、いろいろな技術の発展もあって、今このタイミングで映画になるのは、きっと意味があるんじゃないかなと思っています」と葵さん。「素敵なお話になっていますので、ミュージカル(舞台)と同じように、長年愛される作品になったらいいなと思います」と締めくくりました。
葵 わかな/Wakana Aoi
俳優
1998年6月30日生まれ、神奈川県出身。2009年、CMでデビューし、同年ドラマに初出演。以降、ドラマや映画に多数出演するほか、19年にはミュージカル『ロミオ&ジュリエット』でミュージカルに初めて出演し、ヒロイン・ジュリエット役を務めた。主な近作に、スペシャルドラマ『教場』、映画『任俠学園』などがある。2020年3月〜4月、ミュージカル『アナスタシア』に出演。
『キャッツ』
原作・原案:T.S.エリオット アンドリュー・ロイド=ウェバー
監督:トム・フーパー
脚本:リー・ホール トム・フーパー
出演:ジェームズ・コーデン ジュディ・デンチ ジェイソン・デルーロ イドリス・エルバ ジェニファー・ハドソン イアン・マッケラン テイラー・スウィフト レベル・ウィルソン フランチェスカ・ヘイワード ほか
日本語吹き替え:葵 わかな 山崎育三郎 高橋あず美 秋山竜次(ロバート) 森崎ウィン 大貫勇輔 大竹しのぶ
配給:東宝東和
1月24日(金)より全国ロードショー
公式サイト
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