迷い世代の服選び 「最近何を着ても似合わない」と悩む“ファッション迷い世代”の女性に向けて、雑誌『家庭画報』で活躍するスタイリストのおおさわ千春さんが、誰でも実践できる服選びのルールとポイントをお届けします。
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「1泊2日」までOKの洒落感トート
連載「迷い世代の服選び」記事一覧はこちら>>日帰りや、1泊2日くらいまでのショートトリップや短期の出張には、トロリーよりも、さっと持ち歩けるトートが便利ですね。大きめのトートというだけなら、きっと既にお持ちの方も多いはず。
今回ご紹介するのは、「とにかくモノが入ればいいトート」ではなく、「大きめで洒落感もあるトート」です。
「ザネラート」のシグネチャーでもある、さりげなく入った波模様がお洒落。「服の邪魔をしない、控えめな柄ゆきがお洒落! 柄を合わせた、スーパーベイビーサイズのバッグを斜め掛けにするとお洒落度は更にアップ」。バッグ〈右〉(縦30cm×横39cm×マチ15.5cm)8万3000円 〈左〉(縦12cm×横16cm×マチ8cm)5万4000円/共にザネラート(アマン 電話 03-6427-6601)「仕切りなし」と「柄あり」が
2大ポイント
私の考える旅行トートの条件は2つ。ひとつは仕切りがないこと、もうひとつはさりげなく柄があること。
旅行のときは、着替えなどのモノをザクザク入れたいので、仕切りはあえてなしのほうが便利。また、バッグは表面積が広いので、無地だとのっぺり感じられる危険性が。さりげなく模様が入っているものやメッシュレザーなど、メリハリがついたもののほうがバランスをとりやすいと思います。
カラーも暗めの色だと全体が重く感じられてしまうので、明るめの色を選びましょう。
2色のレザーをメッシュ状に編み込んで表現した柄が贅沢。「上質で柔らかなレザーを生かした高度な技。機内に持ち込むにも、仕事用にもちょうどいいサイズ感です」。バッグ(縦22cm×横40cm×マチ19cm)26万7000円/セラピアン(リシュモンジャパン株式会社 セラピアン 電話 03-4461-8340)▼迷い世代に効く! お洒落のTIPSは下のフォトギャラリーから▼
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スタイリスト
雑誌のほか、映画の衣装デザインや女優のスタイリングなどを幅広く手掛ける。着る人に合わせた的確なスタイリングやアドバイスは、多くの女優からも信頼を得ている。
価格は税抜きです。 撮影/大見謝 星斗 イラスト/大橋美由紀 編集協力/湯澤実和子