地域のお母さんたちに交じり、エルメさんも餅つきに挑戦。日本一の米どころに根づいた食文化も体験
“ル レクチエ”の里、新潟市の南区は、信濃川と中ノ口川の2本の河川に挟まれた場所。川が運ぶ肥沃な土壌を持ち、稲作や果樹栽培が盛んに行われてきた歴史があります。
旅の2か所目として、この地を訪れたエルメさん。ここではフルーツと並んで豊かに広がる新潟ならではの食を楽しみました。
小池美與志さんのお宅で、新潟特産の食用菊「かきのもと」のあえ物や、郷土料理の具だくさんの煮物「のっぺい汁」をご馳走になり、ずらりと並ぶ新米のおにぎりに顔をほころばせました。
地元のお米で作ったおにぎりと郷土料理。さらに米どころ新潟らしく、日本でも有数の大庄屋の邸宅・旧笹川家住宅では臼と杵を用いた本格的な餅つきにも挑戦。地元のお母さんたちにポイントを教えてもらうと、堂々とした動きで杵を振り下ろします。
肥沃な越後平野を擁する新潟は、日本一の米どころ。郷土の酒や多彩に味つけされた餅に、エルメさんも興味津々。つきたてのお餅は、お母さんたちの手で、次々に砂糖醬油味、ごまあえ、からみ餅、あんころ餅などに。
「餅はスイーツだと思っていましたが、食事になることを初めて知りました」とエルメさん。特にごまあえが気に入った様子です。
旧笹川家住宅住所:新潟市南区味方216
TEL:025(372)3006
DESSERT POIRE LE LECTIER,CAFÉ INFUSÉ À FROID et NOIX
デセール ポワール ル レクチエ,カフェ アンフュゼ ア フォア エ ノワ
日本のフルーツにインスパイアされたエルメさんの新たなスイーツは、東京・銀座「カフェ ディオール バイ ピエール・エルメ」にて、2020年2月29日まで(予定)お楽しみいただけます。コーヒーとル レクチエ。印象的なマリアージュ
ル レクチエのコンポートの上に、ルレクチエのポシェ、コーヒーのゼリー、コーヒー風味のホイップクリームを配す。
サクサクした食感のくるみ入りのヌガティーヌがアクセント。甘いル レクチエと甘みをぐっと控えたコーヒーゼリーとの組み合わせが、洗練された印象をもたらす。2200円。
カフェ ディオール バイ ピエール・エルメ
住所:東京都中央区銀座6-10-1銀座シックス ハウス オブ ディオール銀座4階
TEL:03(3569)1085
営業時間:10時30分~19時30分(LO)
定休日:不定休
予約可
https://www.pierreherme.co.jp/boutique/cafe-dior-ginza/
※デザートに使用するフルーツの品種は変更になる場合があります。 表示価格はすべて税抜きです。
撮影/本誌・坂本正行 取材・文/柴田 泉 取材協力/新潟市南区
『家庭画報』2020年3月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。