迷い世代の服選び 「最近何を着ても似合わない」と悩む“ファッション迷い世代”の女性に向けて、雑誌『家庭画報』で活躍するスタイリストのおおさわ千春さんが、誰でも実践できる服選びのルールとポイントをお届けします。
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「前を閉めて着る」レザージャケット
連載「迷い世代の服選び」記事一覧はこちら>>「レザージャケット」というと、ハードなイメージをお持ちの方も多いかもしれません。ボトムスに何を合わせたらいいかわからない、難しいアイテムだと思っていませんか?
いえいえ、そんなことはありません! もはや肌の一部といっても過言ではないくらいの「レザージャケット好き」の私にとっては、とにかく使いやすい、優秀アイテム。
レザージャケットのいいところは、服の印象を変えやすい点。レザージャケットは、「辛口」な個性がはっきりしている分コーディネートで、辛口×フェミニンなスタイルを作りやすいのです。上手に着こなすためには、「前を閉めて着る」「短め丈」「質感」の3つにこだわりましょう。
「短め丈+フロントを閉める」で
使いやすさがアップする!
レザージャケットを着るときの私の鉄則は、「前を閉める」こと。理由は、そのほうがボトムスとのバランスがとりやすいからです。だから、私は試着をするときも必ず前を閉めて着てみます。
硬質なレザージャケットの下には、ボリュームスカートやワイドパンツなど、柔らかくてフェミニンかつ量感のあるボトムスを合わせて。上はできるだけコンパクトにしたいから、丈も短めに。上下で対照的なものを合わせてメリハリをつけるのがポイントです。
「“硬×柔”を表現するのは、ボトムスだけでなくスカーフでも」。ジャケット14万3000円 スカーフ3万1000円/ともにエンポリオ アルマーニ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン 電話 03-6274-7070)