© GARUDA FILMある日、巡礼に行きたいと妻のウォマに告げられたロルジェ。
一度は了承したものの、ウォマが五体投地できる体調ではないと知り、巡礼を思いとどまるよう、働きかける。
だが、亡くなった前夫との約束を遂げたいウォマの意志は固く、彼らは前夫との子・ノルウと3人、ラサへと向かい......。
ウォマ亡き後、聖地ラサを目指し、ともに歩き続ける過程で、互いのわだかまりを解いてゆく義理の父と子。
日常のなかに祈りがあるチベット人が信じる、歩くことの根源的な力が伝わる作品。
『家庭画報』2020年3月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。