『芸術家(アーティスト)のすまいぶり』
中村好文 著/LIXIL出版住宅について、多くのエッセイを発表している建築家の中村好文さん。
同業者の自宅を訪ね歩いた『建築家のすまいぶり』に続き、本書では、中村さんが気になる芸術家の自宅と工房を巡り、つくり手と作品とすまいが渾然一体となったその魅力を紹介している。
自宅をほぼセルフビルドした画家、実はご自身が設計を手がけた鍛鉄作家、建築家にとって耳の痛いことなどもさらりと口にする陶芸家......。
一見やわらかい、けれど、人や建物や作品の本質を突く文章や、マドリスト(間取り好き)必見の手描きのスケッチ、そして写真を通じて各芸術家のすまいに対する志向と嗜好と思考に触れることで、彼らの作品をじかに見たくなる人も少なくないはず。
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『家庭画報』2020年3月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。