母娘の絆をつなぐ贈り花。初夏の爽やかなパープルで祝う誕生日のブーケ

4月25日の贈り花

お母さまの誕生日に初夏のパープルを束ねて贈る

広島で暮らす娘さんから、神戸にいるお母さまへ、バースデーの贈り花の依頼を受けました。お母さまは紫色がお好きと伺い、初夏のパープルを集めてみました。

淡いラベンダー色とシックな赤紫色のスカビオサ、ベル咲きのクレマチスの紫と宿根スイートピーの透明感のある青紫。初夏にはブルーからパープルの素敵な花がたくさん揃っています。緑色をたっぷり加え、光るような穂が美しいホルディウムも加えました。初夏の爽やかな風を感じて心地よくなっていだたければと考えました。


少し個性的に仕上げたくて、プラム色のレースフラワー、ダウカス ロビンや深い切れ込みのあるシルバーリーフのセントーレア・ギムノカルパも加えると、大人っぽい雰囲気が出てきました。

紫色がお好きだというお母さまはどんな女性だろうと、いろいろ想像を巡らして束ねましたが、きっと娘さんからの贈り花なら何色でも嬉しいのだろうなとも思います。離れて暮らす母娘の絆をつなぐ贈り花になってくれることを願っています。

【使用花材】
スカビオサ ナナブルー、プリティーライトパープル
クレマチス 篭口（ロウグチ）
スイートピー ブルーフレグランス
マトリカリア ブルーワンダー（染め）
ダウカス ロビン
シレネ 小布施の郷
ビバーナム スノーボール
ホルディウム
セントーレア・ギムノカルパ

贈り花のヒント
冬から春先のエレガントなパープルと異なり、初夏のパープルはさわやかで気品があります。ブルーからパープルの花をメインにする場合、より華やかにしたければ、ピンクの花をアクセントに加え、シックにまとめたいときは、グリーン素材に少しくすんだ色味を選ぶのがおすすめです。

今回はちょうど出回り始めたダウカスのシックな色を利用し、ブーケに深みを持たせてみました。ダークな色が入ると凹凸感が出るので、奥行き感を感じさせることができます。

変化のある葉形を選んだり、ホルディウムなどグラス類を加えても、個性的な雰囲気が生み出せます。

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