緑いっぱいでフレッシュに！ ラケナリア「春うらら」を使ってお洒落に仕上げたアレンジメント

4月29日の贈り花

緑いっぱいのフレッシュなアレンジで結婚を祝う

大阪のリストランテで結婚披露宴を行う友人にお祝いの花を、というオーダーをいだたきました。会場の受付に飾る花ということで、そのまますぐに飾れるアレンジにしました。

結婚パーティなどでは、華やかな花色のアレンジを作ることが多いのですが、とてもセンスのよいお2人だと伺い、少し個性的な花を作ることにしました。鮮やかな花色は一切加えず、白と緑色のみ。まるで野原で花を摘んでいるようなナチュラル感のあるアレンジにしようと決めました。


黄緑色のリシアンサス、白いスカビオサ、シレネの白花、黄緑色のリーフのテマリシモツケ。そこにアクセントとしてラケナリアを加えてみました。

ラケナリアは春に咲く球根植物ですが、1本の茎に小さなベル型の花が密に咲く姿がかわいらしく、何より不思議な花色の品種が揃っているのが魅力です。今回使用したのは、白花の先端が紫色になる春うらら。名前も愛らしく、花もとてもしゃれています。

ナチュラルな白と緑色の中に、珍しい花色のラケナリアが加わると、ぐんと個性的なアレンジになりました。受付で花をご覧になった方が、「このかわいい花なんだろう？」と不思議に思ってくだされば、こちらの計算どおり。不思議な花というのも一つのインパクトで、記憶に残ると思います。

【使用花材】
リシアンサス アンバーダブルモヒート
スカビオサ ロココシルキー
ラケナリア 春うらら
シレネ 小布施の郷
テマリシモツケ ルテウス
ユーカリ

贈り花のヒント
ラケナリアはアフリカヒヤシンスとも呼ばれ、ムスカリを大きくしたような花姿をしています。珍しい花のように見えますが、じつはこの時期には切り花で毎年出回っています。

黄色や白のほかに、蛍光色のように発色のよい水色や紫色もあり、本当に不思議で美しい花色をしています。茎がすっと長く、アレンジにも小さなブーケにも利用できます。

切り花では12月～5月くらいと出回り時期が長く、意外に入手しやすいので、ぜひこの時期の贈り花に利用してみてください。

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