人柄がそのままにじみ出たような、やわらかな笑顔がなんともキュート!今回の“会いたい人”は伊藤 蘭さん。キャンディーズ解散から41年を経た2019年5月、アルバム『My Bouquet』をリリースし、ソロ歌手としてデビューしました。同年6月に東京と大阪で開催した「ファースト・ソロ・コンサート」が大好評だったことを受け、今年2月には「伊藤 蘭コンサート・ツアー2020 ~My Bouquet & My Dear Candies!~」をスタート。ツアー後半への思いなどを伺いました。
(※この記事の取材は2020年2月中旬に行われました)
――2月の新宿文化センターでのコンサートに伺いました。思わず踊りだしたくなる懐かしい曲も盛りだくさんで、とても楽しいひとときでした。
「ありがとうございます。本当にたくさんの方がいらしてくださって、感謝の気持ちでいっぱいです。始まる前は緊張していたんですけれども、ファンの方が来てくださっているという、ある意味“ホーム”である安心感と、直に反応が返ってくるライブならではの空気に触発されて、私自身、去年のファーストコンサートよりも少し歌を楽しめるようになったかなと感じました」
――『My Bouquet』の楽曲とキャンディーズ時代の楽曲の配分も絶妙でした。構成はすんなり決まったのですか?
「ファーストコンサートのときは、“(キャンディーズの曲も)歌ってみようかな、もしかしたら皆さんが喜んでくださるかな”くらいの気持ちで入れてみたんですけれども、今回はその反響を目の当たりにして、キャンディーズの歌は皆さんにこんなにも愛されていたんだなと肌で感じたうえでのコンサート。タイトルにもあるとおり、キャンディーズの曲もたくさん歌おうというところから構成を考えました。そういう心境になれたのも、『My Bouquet』というアルバムで、自分のもうひとつの世界を持てたからだと思います」